女騎士ベリルオージュ

GM「それじゃあ、3人目のパーティ・メンバーは……」


女騎士ベリルオージュ「私だ。ベリルオージュ・テゼルカ」


GM「種族は人間?」


女騎士ベリルオージュ「いや、ティエンスだ。魔法文明時代に人間と魔物を合成して生み出された戦闘種族だ。強いぞ」


GM「メイン技能は聖戦士ミストルティンと同じくプリーストとファイターで、戦闘特技は装備品特化か」


女騎士ベリルオージュ「SSランク装備をつけられるようになる。《武器の達人》と《防具の達人》を取ったので装備をSSランクの剣盾鎧で固めているぞ」


GM「各地の要人とのコネクションに名誉点を割いているんだね」


女騎士ベリルオージュ「ああ、冒険者ランクはないぞ。だが心配するな。強いぞ、私は。」


GM「それではあなたが『貴重な友人』のコネクションを取っている”架け橋姫”アイリス・ハーヴェスがあなたのもとにやってきます」


女騎士ベリルオージュ「なんだ? プライベートか? それとも仕事か?」


”架け橋姫”アイリス「プライベート……だったら良かったのだけど、残念ながら仕事よ」


女騎士ベリルオージュ「仕事か。受けるぞ」


”架け橋姫”アイリス「あなたねえ。どんな話か聞く前に引き受けるのは悪い癖よ。少しは話を聞かないと」


女騎士ベリルオージュ「ごめんね」


”架け橋姫”アイリス「いいよ。友人として許してあげましょう」


女騎士ベリルオージュ「それじゃあ、聞くぞ。どんな仕事なんだ?」


”架け橋姫”アイリス「神話の怪物とうたわれたエルダードラゴンの討伐……っていったらどうする?」


女騎士ベリルオージュ「受けるぞ」


”架け橋姫”アイリス「あなたならそう言うわよね。場所はあのディガッド山脈の奥地。現地までのガイドはクラーラっていうエルフがしてくれるそうだから、この後紹介するわね」


女騎士ベリルオージュ「わかった。行ってくるぞ」


”架け橋姫”アイリス「もし負けたら死刑ね?」


女騎士ベリルオージュ「はは。それは怖いな」


”架け橋姫”アイリス「冗談よ。ただエルダードラゴンとの闘いは厳しいものになると思うわ。それでも、あなたの勝利を信じて待っているから」


女騎士ベリルオージュ「大船に乗った気持ちでいるといいぞ。」


”架け橋姫”アイリス「エルダードラゴンが解き放たれたら、ディガッド山脈からこのハーヴェス王国まではドラゴンの翼でひとっ飛びよ。きっとこの国もタダではすまない。だから姫としてそなたに命じます。エルダードラゴンを身命を持って封印してきなさい。そして友人としてあなたに言葉を送ります。絶対に帰ってきてね」


女騎士ベリルオージュ「うん。私は負けないぞ」



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る