【歴史上重要なポジションを担った女性列伝】

どら焼きパンケーキ中佐

第1話【北条政子《ホウジョウマサコ》】

第1話【北条政子ホウジョウマサコ


初代鎌倉執権・北条時政ホウジョウトキマサの実子にして初代鎌倉幕府征夷大将軍・源頼朝ミナモトノヨリトモの正妻である。


日本三大悪女として『日野富子ヒノトミコ』(足利義政・室)『淀殿ヨドドノ』(豊臣秀吉・側室&豊臣秀頼・生母)と並び称される女傑のイメージすら漂う。


彼女の功績は先ずは源頼朝をGETしたことにより北条氏を中心とした支援体制の基礎を築く足掛かりになるなど。

双方ともにWinWinであったことも大きかったと思われる。

二代目将軍を出産した。

これもまた彼女自身も生家・北条家にも大きな功績となったであろう。


しかし、二代目将軍・頼家ヨリイエが重臣(北条家ら)と揉めだしその後に殺害されるなどの不幸もあり母親としては政争上仕方のないこととは簡単には割り切って考えられる事では無かったハズである。


更には父・北条時政もやらかしをしてしまい執権の座を追われて二代目執権は時政の息子である義時ヨシトキが継いだ。


不幸は続き三代目将軍・実朝サネトモまでもが殺害されてしまい源氏嫡流の血統が絶えてしまう。


1221年、後鳥羽上皇によって倒幕の兵が起こされると鎌倉方は朝敵となり御家人衆に動揺が奔る中で政子が「鎌倉殿の恩を忘れたか。」云々ウンヌンの命演説をして御家人衆を団結させたという逸話もある。


結果として鎌倉方が後鳥羽上皇方を破り後に【承久のジョウキュウノラン】と呼ばれる朝敵にされて尚打ち勝った日本史丄稀な勝利をあげた。


彼女の人生を追って行くと悪女と評される要因が【朝敵】要素が濃いのではと感じる次第である。

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