恋ヶ窪に集う、八百年の月日を越えた想い

国分寺の姿見の池には、恋ヶ窪伝説が伝わっている。
その昔、逃げた遊女が武蔵野に隠れていた。
そこで出会ったのが畠山重忠。鎌倉の源頼朝に仕えた武将だ。
恋に落ちる二人だが、重忠の死を知らされた遊女は姿見の池に身を投げる。

2022年の大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では、中川大志が演じた畠山重忠。
彼の死にまつわる悲話が、武蔵野に伝わっているとは知らなかった。
――二人の恋を成就してあげたい。
そう強く願わざるを得ない素敵なストーリーに、姿見の池を訪問したくなる。