傷つき怯えた魂がそれでも辿る、秘密と再生の旅路が、眩しすぎる…!!

ぐああああっ!薄汚れた魂が浄化される!!!
読みながら断末魔を上げずにいられない、圧倒的透明感…!!!

主役二人がねえ、まずピュア度100%なんですよ!!
口数が多いわけではないけれど、互いのことをものすごく大事に思っていて、ゆっくりゆっくり距離を縮めていき信頼を深めていく様子が、なんかもう清らかすぎて眩しすぎます。

二人とも、人を疑ったり悪く思ったりすることを知らない光の化身なので、そんな彼らが旅をするとなって「えっ大丈夫!?」と心配しましたが、作中人物も同じ懸念を抱いたのか、オーバースペック級の保護者がついてくれて安心しました!

そして旅路の途中で出会う人々も、癖があっても悪人でない魅力的な人たちばかりで、この世界は端から端まで夢と魔法に満ち溢れてキラキラと輝いているんだなと、なぜか目頭が熱くなりました。

そう、眩しいんです。

丁寧なのに軽やかで読みやすい文体、ワクワクとさせてくれるファンタジーの描写、自分の運命に抗いながらも生き生きと成長していく主役たち。

読んでいると、子どもの時にあこがれた夢と魔法の世界って、まさしくこんな物語だったなと思い出すことができます。

浄化率100%。
これはもはや、読むデトックス。

心がささくれてきた人にこそぜひ触れてほしい、どこまでも優しく温かい、まっすぐな物語です。

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