異世界の主人公にチート能力を与える妄想で頑張るダイエットエッセイ

秋雨千尋

第1話 体重を把握して少年を孤独から救おう

 ソファでダラダラしながらカクヨムさんを見ていた私は、なかなか立ち上がれないことに気がついた。

 いくらなんでも体が重すぎる。

 えいやっと起こしたら心臓が痛んで、うずくまる。


 えっ?

 私もしかして太りすぎて死ぬの?


 まだ書いてないネタがたくさんあるのに。十月のあの方の十月のプロットも楽しみだし、あの方の2000字以内お題も書きたいし、推しメンコンテストもお仕事コンテストもetc……。


 ダイエットしなきゃ!

 ああでも今まで何度も挫折しているから不安!

 その時、脳裏に浮かんだイメージ。


 ──破壊され尽くした村で一人泣いているパンダ耳の少年──


 そうだ、私がダイエットを頑張る事で『孤独な少年が救われる』という妄想をモチベーションにしてダイエットを頑張ってみよう!



 +++ミッション(1)+++


 現在どれだけ太っているかを明らかにして

 少年を孤独から救おう。


 ++++++++++++++



 ホコリだらけの体重計をキレイにして、恐る恐る乗ってみる。たしか前に計った時は59キロとか。


 身長155センチ。体重70.5キロ。


 ま、ま、ま、マジか……どうりで体が重いわけだ。

 階段登ると息切れするわけだ。

 歯磨きの際に立っていられないわけだ。


 次にウエストを把握しよう。

 巻き尺がないのでスマホの充電ケーブルを腰に巻いて位置を覚えて、定規で計ってみる。


 30センチ定規3個分。


 クッソデブじゃないですかー!

 やだ。もう現実見たくない( ;∀;)ムリ……。

 どうりで久しぶりに履いたズボンのボタンが弾け飛ぶわけだわ!


 +++ミッションコンプリート+++


 少年が歩き回っていると、かすかな声が聞こえた。

 駆け寄ると、幼馴染のパンダ少女がドアの下敷きになっていた。少年の手のひらにパワーが宿る。


「えい!」


 魔法でドアが吹き飛び、少女は救出された。

 二人は抱き合って喜び、故郷を悪いドラゴンに破壊されたことを知る。廃墟から必要なものを探し出し、旅に出る事にした。

 生きる場所を見つけるため。


 +++++++++++


 という訳で半分エッセイ。半分ファンタジーの連載を始めます。

 私はすぐ挫ける根性無しなので、アドバイスや励ましなど応援頂けたら嬉しいです!


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