第2話 その頃の相沢学園

「誠ちゃん!もうちょっと音量抑えて大丈夫だよ!」


誠「分かった!」


西「誠ちゃん張り切ってるな!」


誠「おう!だって初めての大会だし」


「私達頑張って勝ち取ったもんね!」


「お前ら大変だ!」


突然練習室に入ってきた部長。


「どうしました?」


「あ…Aquaが負けた…」


西「Aquaってこの辺では1番人気の高校生バンドで先輩達が全国大会優勝大本命って言ってたところですよね?たしか今度の合宿に一緒に行く五十嵐学院の…」


「あぁ…Aquaに勝って大会出場を勝ち取ったのは…MARS…お前らと同じ1年生バンドだ」


MARS…


「夏の合同合宿のメンバーはこの人たちだから名前と顔覚えておけよ!」


そして先輩に渡された資料には…


Vocal 澤田まいと書かれていた。


澤田さん…澤田さん…どこかで聞いたことある名前だけど思い出せない…。


でもなんか…胸がキューってする…。


西(誠ちゃんは澤田に1度振られたことでショックで澤田の記憶を失った。恋愛にも奥手になり草食系男子になってしまった。でも誠ちゃんが諦めてないことは俺の中では明確。この合宿と大会で少しでも澤田のこと思い出せるといいな)


この合宿で2人の約5年の思いは紡ぐのか…


果たして…





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る