第2話

 部屋の中の確認が終わり部屋を出てメニューを調べていく。ステータスを調べると長くなりそうなので後にして換金を押してみる。すると今まで着ていた服を換金が出来る様だ。さっそく換金してみると全部で1000ポイントの値段が付いた。次に鍵を押してみるが所持している鍵がマイルームキーだけしかなかった。マイルームキーを押してみると鍵の詳細が表示された


ワールドキー

名前:マイルームキー

攻略推奨レベル:0

攻略条件:なし

説明:マイルームに行く事が出来る鍵。所持者と所持者が許可した者しか中には入る事が出来なく所持者は部屋を創造する事が出来る一つの小さな世界



 こんな感じの説明なのか。ヘルプは調べたい事を文字で入力すると調べたいヘルプの情報が出てくるのか


 「元の場所に戻る方法を入力すれば出てくるのか?」


 入力してみるがヘルプにはその情報は載っていなかった。残念に思いながらも購入を押してみる。先ほどはマイルーム創造が点滅していて他の購入出来る物を調べなかったから見てみる事にする


 「まずは武器からっと」


 武器を押してみると沢山の武器の名前が表示された。見ていると一番弱い武器は木の武器でポイントの値段も安く100ポイントで購入出来る。金属製の武器は最低が1000の銅製の武器の様だが売っている武器の中で高いのがミスリル製の武器で10000000ポイントで購入出来ているがこんな物はそうそう買えないだろう


 「でもオリハルコンとかもあるかと思ったんだけどな……まさか自分で素材を見つけて作らないといけないとかなのか?」


 いろんな事を思いながら防具をサラッと見ていきレッサードラゴンの皮で作られた防具やミスリルの防具などが一番高くて強い防具みたいだ。次にアクセサリーを見ると力を上げる指輪や魔法の発動速度を上げるネックレスなんかが購入出来る様だ。魔道具は便利な魔法の道具がいろいろあり中には魔力を燃料に水や火を出したり結界を作りモンスターなどから身を隠す道具もあった


 「もしかしたらあの部屋にあったコンロや水道の蛇口も魔道具だったのかもしれないな。ちょっと変わった形をしていたし」


 そんなさっきの事を思い出しながら道具を見ると探索に役立つ物から生活雑貨なんかも売っていた。家具には地球には無い様な植物を使った家具もあるようでいろいろな家具が揃っていた。娯楽には嬉しい事に元の場所で売られているゲームや漫画にテレビなんかもかなりの値段のポイントで買える様だ。1ポイントが1円だとしたら十倍近くポイントが掛かる


 「これで帰れなくても続きが気になっている漫画やゲームなんかが買えるのはラッキーだな」


 最後に素材を見てみると何も売ってはいなかった。疑問に思いヘルプで調べると鍵を使って探索した時に出た物を換金すると素材に追加される仕組みの様だ。最後に気になっていたステータスを見てみる事にした。ステータスを押すとステータスが表示された



ステータス

名前:水瀬ミコト

種族:人間

レベル:1 次のレベルアップまで0/100

職業:【】

能力

HP:10

MP:10

SP:10

力:1

耐久:1

器用:1

敏捷:1

魔力:1

精神:1

ボーナスポイント:10

スキルスロット

【】【】【】【】【】【】【】【】【】【】

予備スキル

武技

魔法陣

装備

武器 メイン サブ

防具 頭 胴 腕 足 

アクセサリー その1 その2 その3


 

 これが俺のステータスなのかと思いながらわからない事はヘルプで調べみる事にした。そもそもステータスは生き物の元から持っている能力にステータスが足す事で強くなる様だ。今の俺は子どもくらいの身体能力しか無いがステータスが上がればステータスの力で強くなる事が出来るのがヘルプでわかった


 「俺が子どもになったから低いわけじゃなかったんだな」


 次に種族を調べみるとステータスの持ち主の種族の様だ。次はレベルを見てみるとレベルが上がる毎に職業によりステータスが振られてボーナスポイントが10貰えてHP 、MP、 SPはレベルが上がる毎に最低10は上がる様だ。敵対している者を倒すと経験値が貰えてレベルが上がる


 「レベルはゲームみたいな感じってことかな。次は職業か」


 職業をヘルプで調べるとステータスの能力が上がるほかスキルも取得できレベルが上がった時に職業が近接系の職業なら力なんかが魔法系の職業なら魔力なんかが上がる様だ。職業に就くには職業の場所を押せばランダムに数個選ばれてその中から選ぶみたいだな。次に能力を調べていく


HPは生命力で0になると死んでしまう。自然に休めば回復する

MPは魔法などを使え0になると気絶する。自然に休めば回復する

SPは武技などを使え0になるとその場で倒れて動けなくなる。自然に休めば回復する

力は身体全体の筋力を使う身体能力

耐久は身体全体の耐久力で物理攻撃や身体状態異常のダメージを減らす

器用はあらゆる事に関する器用さ

敏捷は身体全体の反射などの速さ

魔力は魔法などの威力に関わる能力

精神は心に関する能力で魔法攻撃や精神状態異常のダメージを減らす


 ますますゲームみたいだと思いながらボーナスポイントを調べるとボーナスポイントで能力を上げる事が出来る他にスキルの取得にもボーナスポイントが使われるのがわかった


 「結構重要だなボーナスポイント」


 スキルスロットを調べていくとスキルスロットはスキルを有効に使える数の様だ。レベルが200までは10の倍数毎にスキルスロットが増えていき200からは20レベル毎に増えていくようだ。予備スキルはスキルスロットに入り切らなかったスキルがここに来るみたいだな。スキルはボーナスポイントなどで取得でき大抵のスキルにはレベルがありレベルを上げるにはボーナスポイントを使うってわけか


 「後は武技と魔法陣と装備だけだな」


 武技をヘルプで見ると武技はSPを使って強化した攻撃が出来る様になるようだ。持っている武器スキルにより取得できて取得方法は技の巻物、秘伝の巻物、奥義の巻物の三つから取得出来る様だ。魔法陣はMPを使って魔法を使う事が出来るみたいだ。魔法スキルを所持していて魔法書を使って魔法陣を取得して魔法が使えるようだ


 装備は武器がメインとサブの二つを装備ができて防具は頭、胴、腕、足にそれぞれ装備する事ができアクセサリーは三つそれぞれ装備できるらしい。装備する方法はそれぞれを一旦身に付ければ装備された事になり換装と念じればインベントリに仕舞っていてもすぐに装備される


 「これでステータスはだいたいわかったな。分からなくなったらまた見ればいいか。さて職業に就いてみるか」


 少し何が出るかと緊張するが職業を押してみると四つの職業がランダムに選ばれた。選ばれた職業は見習い剣士、光魔法使い、盗人、召喚師(特殊)が選ばれた。一つずつヘルプで調べると見習い剣士は最下級職、盗人は下級職、光魔法使いは中級職、召喚師(特殊)は最上級職なのが分かったが詳細は分からないままだった


 「見習い剣士や盗人なんか選んでも弱いだろうし光魔法使いを選ぶなら最上級職の召喚師(特殊)がいいかな。(特殊)が何なのか分からないのが気になるけど最上級職だし外れは無いだろう」


 職業の階級は上がらない為最上級職の召喚師(特殊)を選ぶ事にした。召喚師(特殊)を押してその職業に就くするとさっそくスキルを覚えスキルスロットに入った様だ。何でかヘルプで調べると職業で取得したスキルはスキルスロットから変更は出来ないみたいだな。スキルの確認やボーナスポイントでの取得をしたいけど倉庫に入っている初心者セットを確認してからにするか。開きっぱなしの箱に近づき手を翳して初心者セットを取り出すとカードになって出てきてそのカードから取り出すと木で作られた剣や皮の防具、丸く光っている玉が三つに巻物と本が一つずつあり何かの薬品なのか薄緑の液体が入っている瓶が十本が床に現れた


 「セットって言うくらいだから結構出てきたな。でもどうやって確認すればいいのか。やっぱりスキルの鑑定かな」


 ヘルプで調べてみると鑑定のスキルを使わなくても倉庫に入れれば最低限の事が分かるようだ


 

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