第11話 癒して、赤い歳月をへの応援コメント
ロマンチックなロケーションですね。
かつて皇子が蜜月を過ごしたような星の下で、二人。
舌をそう言う風に使おうって思ったのは
人間の歴史が始まった初期の初期
四つん這いから二足歩行になっていた頃にはもう
コミュニケーションの一環として
舌先の三段活用を覚えていたのかも知れない。
雲ばかりが厚く、青さの無い空が広がっています。
こう言う雨を、空を過去の人は何と表現したのだろう?
白け涙空、詩的では無いけど第一印象で付けた名前。
晴れる気なんて無い白けた涙顔が、上方いっぱいに存在を主張。
作者からの返信
子どもの頃から狭野尊の伝説を大人から聴いて育って、幼子らしい空想に浸っていました。
元々、童話などは神話が由来なのだ、と聞いたことがあります。
ただ、この日向神話は大人になってから調べれば調べるほど、言いようのない畏怖を覚えます。
狭野神社の境内には、大正時代に昭和天皇が皇太子時代にお手植えになられた木が、枯れそうになりながらも懸命に立っています。
戦争が終わる直前に昭和天皇が狭野神社のほうまでご参拝されたとき、お見送りしたんだよ、と亡くなった祖父(当時11歳)は言っていました。
そういうエピソードを聞くと、この皇子原公園は深すぎる歴史を背負っているのでしょう。
編集済
第10話 夢想対話への応援コメント
僕は幼い頃、
マルちゃんというオリジナルの英雄を描いて遊ぶことに夢中でした。
頭部と胴体を兼ねた円状に大きな口が一つ、瞳が二つ。
魔界の敵は円に生える腕が筋骨隆々だったり、大きな角が生えていたり。
キン肉マン消しゴム、聖闘士星矢フィギュア、SDガンダム
入り乱れてのスマッシュブラザーズ大会みたいなものも。
図画も人形遊びも、勝敗を決めるのは自分自身なので
今日の決定打はここだった、ここにしようと企図して遊戯します。
作話が得意な訳では無いですが
作話の基礎は幼年期に形成された、とよくエッセイに書いたりします。
少女らしい少年らしい夢想
それがいつか天下無双の礎と成ることを、
三つ子の魂百までを体現せんと、今日も言葉と戯れる訳です。
作者からの返信
カクヨムさんで投稿するユーザーさんは育人さんのような経験はあるあるじゃないかな、と思います。
一時期、小学生の頃、常光徹さん風な、学校の怪談のオリジナルを学校の帰り道に友達に披露したこともありました。
というのも、メルヘンなお話じゃ、友達からブーイングがあったので、人気だった怪談話に切り替えました。
そんな怪談話より怖かったのは、地元に伝わる『人間爆弾・桜花』の話でした。
大人になってもこの桜花の歴史はあまりにも悲惨で、ウクライナ情勢とも相通じるものがあるでしょう。
編集済
第9話 秋の七草を、もう少しだけへの応援コメント
鹿鳴草=しかなぐさ、ロクメイソウ
一つ学習、あとで画像も確認します。
男性でためらい傷を刻んでいる人は、自分以外に出逢ったことが無いです。
歌手のCoccoさんは歌番組に出ても
必ず長袖を着て手首を隠していると言うけど
他にも中森明菜さんや鬼束ちひろさんも、そう言う傷を持っていそう。
男性はオーバードーズする人が多いかも。
女性はこまめに朝昼夕就と服用するイメージがあるから、
大量服薬するほどのトランキライザーが手元に残りにくい。
一時期、ネットでトランキライザーを売るのが流行ったけど
買う人は大量服薬して、売る人は無理な断薬を敢行したのだろうか?
四回の入院とデイケアサービスの利用もしたけど
注意深く見ても、男性の自傷癖には出逢えなかった。
真くんは衝動を抑え切れない程の外圧を受けて来たんだろうね。
作者からの返信
鹿鳴草は萩の花の異名で、鹿の花妻、という異名もあるそうです。
道端で咲いている萩の花が衣に当たって、萩の花の色のように染まることを、萩の花摺り(しかのはなずり)ともいうらしいです。
萩の花は公園に行けば咲いているかも?
最近、はまっている本で『エモい古語辞典』がありますが、日々勉強になっております。
10代の頃、入院中に摂食障害の同じ年代の男の子はいました。
ODをする患者さんも男女問わず、周りにはたくさんいました。
めざましテレビやモーニングショーなどで、『10代に増えたOD』などの特集を見たとき、びっくりはしましたね。
コロナになって、私が10代の頃よりも身近になっているのかな?
この体験談も多少なりとも、役には立てばいいですが、渦中にいると周りが見えなくなるのは痛いほど分かるんです。
第8話 ノスタルジックな花野への応援コメント
二人は、揺れ惑う、不安定な時間を過ごしていると感じました。
否定したいこと、認めたくないことが、決定打に欠ける。
逆説的に、違うと認めてくれたら楽になれるのに。
作者からの返信
『否定したいこと、認めたくないことが、決定打に欠ける。
逆説的に、違うと認めてくれたら楽になれるのに。』
毎回、すごい評論で感心しっぱなしです。
書くのは好きだけど、コメントは相変わらず苦手で、克服しないといけないなあ、と赤面必死ですね。
編集済
第7話 嘘の花の焔への応援コメント
赫赫とした夕闇
何とも美しい文字列ですね。絲みたいに横に並べる漢字好きです。
月火と図書館が休みで
水 が外勤日なので木金辺りに図書館に行って来ます。
新設施設なので、独特のにおいはしませんが
漢字の知識が増えるような本と出逢えたら、と期待しています。
母屋に歳時記があるので、予行演習と言うか
季語の妙を感じる時間を割いても良いかと。
僕は腰部の骨が折れている関係で遠出が出来ません。
メンタルが弱いのも引鉄になったり。
いつか皇子原公園を体感出来るVRが開発されることを望みます。
腰部の骨接ぎをする技術の方が先かな。
とにかく、今のままでは地元を出られないです。
作者からの返信
図書館で古語を扱った本を隅から隅まで読むのって至福の時間ですよね。
前の古い図書館だったときは、館内が今と比べてメチャクチャ狭かったので、隅から隅まで本をあさって、読み耽ったときもありました。
腰の骨接ぎの治療、ゆっくり休んでくださいね。
最近、図書館を出ると街のあちこちで金木犀の香りを感じられるようになりました。
秋ももう深くなっています。
第6話 少年哀歌と少年詩編への応援コメント
自殺幇助……
『半落ち』と言う作品を思い出しました。
三浦春馬さんも首を吊ったと聞きましたが
マネジャーさんが発見した時は、未だ微かに意識があった、とのこと。
苦しかったと思います。生死の境を彷徨いながら、決定打に欠けた。
自分を殺そうとしたこと、一度も無いです。
自分を死なせようと手伝ったことは何度もあるけど。
自分を生かしちゃおけないと、真くんは言う。
理解は出来るけど、賛同は出来ない。
赤い涙の頃と比べると、随分人懐っこく、素直になったと感心出来るのに
目が離せない一面は、拭えないままなんですね。
そのプラスチックのようなロープは
彼の生命に、何を語りかける?
作者からの返信
三浦春馬さんの自死には衝撃しか、ありませんでした。
センシティブな話題なので、なかなか簡単には癒えない。
多くの芸能人が自ら命を絶って、私自身が何度か、死のうとした経験があるから、他人事じゃない。
もちろん、SNSでこの希死念慮を扱うのには注意が必要でしょう。
母が勉強している精神保健福祉士の参考書に『罪業妄想』という言葉がありました。
罪業妄想とは、必要以上に自分が悪い存在だ、と自分を責める妄想の一種なんだそうです。
ああ、自分を責めてしまうのも『妄想』なんだ、とハッと我に返りました。
妄想とは、文字通り、『亡くす想い』ですから。
この妄想は、健常者の方であってもむしろ、自分を責めるほうが美徳だとか、謙虚だとか、そういった風潮があるからこそ、人間の精神はグラデーションなんだ、と昨日、母と話していました。
第5話 青い童話への応援コメント
魑魅魍魎を好んで使用していた時期があります。
魚目燕石とか石部金吉とか
悪の権化におとしめて、主人公の前に立ちふさがらせる。
濃絵硝子と言う表現が気に入りました。
いにしえの言葉を巧みに操れるっていいですね。
野火、井園と言う国民的アニメのキャラクターをもじっていますが
野火と言う表題の書籍を書いた人物が居るそうです。
水木しげるさんにゆかりのある人物では無かったかな。
大岡昇平さんの著作で、フィリピン戦争がテーマの作品。
読み方も「=NOBI」で合っているみたいです。
のび太と言う名前が稀有なだけで
野比姓の家庭は探せばあるのかも?
作者からの返信
最近、『エモい古語辞典』にはまっています。
今年の7月に発刊されたのにもう、重版したという……。(すごいな)
小学館から出た『雨の名前』『花の名前』『風の名前』シリーズも好きです。
星の名前を集めた本で、野尻抱影さんのエッセイは痺れます。短歌や小説の中でもとても参考にしています。
他にも学研から出版された『ことば辞典』は常に持ち歩くくらい、重宝しています。
角川出版から出版された『宙の名前』も綺麗ですよ。
第4話 秘密と接吻への応援コメント
間接KISSにドキドキ出来るのは何才迄?
小学校、中学校時代は、多分、学校に自販機は無かったし
給食の牛乳でそんなイチャイチャ場面は絶対に成立しない。
余暇にグループで遊んだ時も
そんな好機、もう両想い確定じゃん!
と、言う訳で間接KISSが公衆の面前で成立したのは
30歳前後の交際確定してる彼女とでした。
アドリブで真くんがお先に飲んでいたら
アオハル成立ですね。
キャップの具合で、それはバレてしまうのか……。
作者からの返信
アオハルか。
中学時代は私の人生の中でいちばん輝いていた時代でした。
主治医に勧められ、中学受験し、運よく合格できたので地元の公立中で虐められる危険性はなかった。
大学の付属校の私学だったので、行事も派手でした。
前に書いた、菅田将暉によく似た同級生が同じクラスで同じバスの乗車だったので、一緒に夕方のバスの中で座ったのがアオハルだったのかな。
あの後、怒濤の入院生活でアオハルを実感することもなく、10代は終えましたが、逆に大人になったからこそ、あの頃の甘酸っぱさって客観視できるのでしょうか。
第3話 少女の日への応援コメント
ゴーカートの画像、見ました。汽車も走っていますね。
霊験あらたかでは無いのですが
僕の地元にも似た施設があって、大きなプールの関係で
夏季集中利用に留まりましたが
たくさん思い出を作りました。
詩歩子さんは話数の分け方が巧みです。
僕は文字数で決めがちですが
気になるフレーズを投げ掛けて閉じると、
次回も読みたくなりますね。
次回予告的な〆方、踏襲させて頂きます!
作者からの返信
返信するのがまだまだ苦手ですが、コメントありがとうございます。
皇子原公園って、かなり不思議なところで、日本有数の霊験あらたかな聖地に庶民的な公園を造るって、県民性が出ているのかな? と不思議に思っています。初めて皇子原公園に行ったとき、ちょっとだけ苦笑いしました。
近くに狭野神社という、神武天皇を祀った大きな神社があるんですが、狭野神社のほうは、一度だけ行ったことのある明治神宮の雰囲気に近いです。
皇子原公園の中の皇子原神社には、歴代の皇族方の参拝したという文言が書かれた看板がああり、ここって本当に由緒正しいところなんだなあ……としみじみ感じます。
編集済
第2話 夏色を払った風への応援コメント
本文をペーストしますね。
こんなシリアルすぎる、偶然なんて嘘みたいだ、とさすがに思いながらも、福岡へ帰った君がなぜ、突然、高原(たかはる)町を訪れたのか、知ろうともしなかった。
ここで言うシリアルは
シリアルコーン寄りですか?
シリアルナンバー寄りですか?
連続的な、と言う意味なら通ると思いますが
日本語が美しく奥ゆかしい文章なので
直訳するのも良いかも知れません。
皇子原公園のことを調べました。
像のこともちゃんとHIT! しました。
「皇子原=おうじはら」では無く
「皇子原=おうじはる」なのですね。奥ゆかしいです。
たくさん画像が残っていましたが
行ってみたい観光地ランキングに入る程
良い施設に映りました。
作者からの返信
ご指摘ありがとうございます。
勉強になります。
霊験あらたかな聖地にあるのにその荘厳さと庶民的な温かさが混ざあう公園、皇子原。
年に何回か、皇子原公園の広場で、地域の保護犬団体が、飼い主さんと保護犬たちで運動会することもあります。
ワンちゃんの散歩には打ってつけの自然豊かな公園。
公園の中に滑り台があるんですが、結構長くて斜面が急で、意外に怖い。
中で鮒を釣る池もあるんですが、釣ったことはない。
彼岸花が咲く時期がいちばん、綺麗な時期かな、と思います。
第1話 心の箱庭に潜む少女への応援コメント
彼岸花の繊細で独特な輪郭が
燃えるような赤が好きです。
流血のことを涙と表すのは
詩的ですね。
僕の左腕にも
消えない傷痕があります。
作者からの返信
彼岸花が至る所に咲いています。
入院中のとき、この彼岸花が咲く皇子原公園に行って、16歳の私はすごく感動しました。全国各地でも彼岸花が咲く時期なので秋は季節の中でいちばん好きですね。
入院中の10代のとき、燃え盛るような彼岸花がとても印象的でした。
第13話 爽籟を仰ぐへの応援コメント
御「池」が「清」く「澄」み「渡」った、「湖」面を「湛」え
或る共通点を持つ漢字が六つ、綺麗に整列。
皇子原公園の一部でも確認出来ておいたから
細やかな描写にも助けられながら
情景を浮かべながら、二人を追い掛けています。
改めて『秋日影少女』と言う表題に注目。
確かに『秋日向』では無い気が。
真依ちゃんサイドに比重が掛かっている訳でも無いですが。
次で最後になる訳ですね。真くんと真依ちゃんの逸話。
非常に繊細な表現が鏤められた物語でした。
教えて貰った参考文献を活用したいと思います。
伊賀 濃絵 濃越伊賀美
雲隠れの術が得意な、くノ一みたいなイメージ。本業歌手。
作者からの返信
秋日影は季語で、秋の光のことを指すらしいです。
昔から、日本では影=光ととらえていた節があり、(例えば、月影など)闇の中にぼんやりと浮かぶ光も影なのだ、という白黒はっきりさせない文化があったとか。
御池の奥には霧島東神社という、伊弉諾尊と伊邪那美を祀った神社があるのですが、霧島東神社を参拝した秋の日にタイトルを思い浮かべました。
秋の時候の季語もバリエーションがあってびっくりの連続です。