反逆のオーガ魔導士~エルフ大好きな俺、オーガに転生して脳筋無双となったがチソチソがデカすぎてエルフとできねえの何なん? だからチソチソを小さくする禁術を探しに変態ロリ闇エルフと旅に出る

浅草文芸堂

第1話 死んだ俺ちゃん、エルフとエロいことしたいと神ちゃんにアピールする

「ああ、エルフとエロいことしたかったなあ……」


 俺の最期の言葉だ。

 叶わなかった夢。

 儚げで華奢なエルフ少女にアヘ顔させてみたかった……。

 野育ちでしなやかな体つきのワイルドエルフに腰振りながら愛を囁いて顔真っ赤にしてやりたかった……。

 冷酷で無感情な闇エルフを俺のチソチソなしでは生きられない体にしてやりたかった……。

 まあ、俺、童貞なんですけど。

 悔い多き人生でした。

 なぜ俺の生まれた世界にはエルフがいなかったんだよ。

 あんまりだ……。


「おい、お前。エルフとスケベなことしたいのか」


 ん? 誰だ?


「おれ、神様なんだけど、お前の願い叶えてやるよ」


 え、マジで?

 いやあ、すみませんね、お手数かけちゃって。


「お前の魂をエルフのいるファンタジー世界に転生させてやっから、あとは楽しんでくれや」


 異世界転生?

 なら、なんかすごい力とかチートスキルもくれくれ。


「厚かましい奴だな、お前」


 へへ、しーやせん。

 ちょっと言ってみただけなんで。


「まあ、ええわ。丁度、いいのが空いてるから、お前、すげーパワー系に転生させたるわ」


 お! いいのぉ⁉ 神様ちゃん、話がわかるぅ!

 パワー系ってことは肉弾戦が得意ってことか。

 魔法とか使ってみたかったんだけどなー。


「めんどくせーな、おめー」


 あ、うそうそ。

 パワー最高! パワー最強!

 で、チートスキルとかもあるんでしょ?


「しゃーねーな。エルフとエロいことしてえんだろ? んじゃ、特殊スキル【エルフ魅了】をつけといてやるよ」


 ほう、それってエルフが俺のこと好きになっちゃうとかそういう?


「好感度が上がりやすくなるスキルだな。ガンガン好感度上がっていくから好きなエルフ攻略していってくれ」


 ありがとう、神ちゃん!

 俺、やるよ!


「ついでに、相手の好感度もわかるようにしてやるか」


 お、なんかエロゲみたいな?

 好感度上がれば、ドエロろいことも好き放題できちゃったりする?


「好感度モニターを設定……と。ちょっと試してみるか?」


 と、俺の視界内に突然、光り輝く人影が現れる。

 とてもまばゆい。


「ちょっと、おれのこと見てみ?」


 これ、神ちゃん?

 どれどれ、神ちゃんの俺への好感度は……


『対象名:神ちゃん

 好感度:-999  』


 ……え? マイナス……?

 ……これ、悪意しかなくね?


「お、ちゃんと機能してるみてーだな。んじゃ……地獄へ落ちろ!」


 ええ⁉ これ異世界転生じゃねーの!? 地獄行き!?

 神ちゃん⁉ ちょっと話し合お?


「お前きめーから無理」


 ちょ、おまえええええ⁉

 こいつ、ほんとは神様じゃなくて悪魔……!

 ああああああああああああああああああ!

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