極上の仲間、しかし少年には厳しい世界

19話まで読んだ時点でのレビューとなります。
まだ全体の一割程度(レビュー時点の最新話は121話)しか読めていないながら、とても良いお話でした。

異世界転移と、すぐに仲間になる美女二人。
女神と魔王を自称する美女と共に往く、異世界珍道中……などとは決して呼べないガチのバトルファンタジー。
まだ19話時点、作中時間では丸一日程度しか経過していないにもかかわらず、モブが結構な人数で死亡している事実が、この世界の過酷さを表している気がしました。
天族と魔族の対立、そして同じ種族内で起こったクーデター。
そんな中、『替えの利く部品』として使い捨てられる人族。
まだまだお話の全貌すらつかめない序盤ではありますが、血生臭い雰囲気がプンプンしてきております。

加えて、緊張感のあるバトル描写。
主人公に連れ添う美女二人は、クーデターによって追い落とされた実力者ではありますが、様々な事情によって本領を発揮するのは難しく、襲い掛かってくる敵は雑魚とは決して呼べない存在。
劣勢になりながらもなんとか勝利をつかみ取る様は、俺Tueeeeee!! では得られない緊張感で満たされていました。
今後もバトル展開は続くでしょうし、こちらも気にかかります。

総じて、流行ではないながらもしっかりとしたバトルファンタジーとお見受けしました。
今後も展開が気になります!
ちなみに、私はリリムス様派です。