ファイル8:ゲマトリック刑事 壊

チャプター1

ここは、却のアジトである。

「壊。激を始末して来い。もう、失敗は、許さん。どんな事をしてもだ。」

「了解しました。それでは。」

壊は、消えるように去って行った。

チャプター2

その頃、俺は、病室で点滴をしたまま眠っていた。

そこへ、明一と美佐がやって来た。

「激。目を覚まして。」

「何で、こんな事になってしまったんや?」

天衣と烈香もやって来た。

「激。気絶しているの?」

「ねえ、激。起きてよ。」

「壊の仕業らしいわね。許さない。」

「そうや。わい達の親友をよくも。」

チャプター3

その頃、壊は、テンFにキエーレ剤を散布させていた。

「クククッ。激。出て来い。銚子の灯台で待っているぞ。」

そこへ、レイドがやって来た。

「壊様。破壊の方は?」

「クククッ。見てみろ。」

「こ、これは、やり過ぎでは?」

チャプター4

その頃、俺は、まだ気絶していた。

「壊とテンFが現れた? 理解った。天衣。烈香。激をお願い。」

「美佐。早う行こうや。」

美佐達は、パトカーで灯台へ向かった。

チャプター5

一時間後、美佐達は、灯台へ辿り着いた。

「そこまでよ、虐非 壊。」

「お前も、もう、これまでや。」

「貴様達が来るとは、意外だな。だが、貴様らに用は、無い。」

「何やと? わい達の親友をよくもあんな目に遭わせおってくれたな。」

「壊。あなたを逮捕するわ。覚悟して。」

「出来るものなら、やってみろ。まあ、どっちにしても、勝つのは、私だけどな。」

「何やと? アークランチャー。」

明一は、アークランチャーを構えた。

「アークブロウイング。」

明一は、壊を狙撃したが、無傷だった。

「どうした? こちらからいくぞ。消えるが良い。全幻衝。はーっ。」

壊は、大宇宙を想像して術を放った。

「ウワーッ。」

明一と美佐は、その場に倒れて気絶した。

「人間程度では、クククッ。つまらん。」

チャプター6

俺は、目を覚ました。

「どうして、こんな場所に?」

そこへ、鈴がやって来た。

「激。気が付いたみたいね。」

「ああ。天衣。テレビを。」

「理解った。ニュースだね。このチャンネルで良いかな?」

天衣は、テレビをつけた。

「あ、あいつは、壊。烈香、明一と美佐は、何処へ行った?」

「壊を捜しに行ったっきり、戻ってない。」

「行って来る。外出届けを。」

「今は、まだ駄目よ。その怪我で戦ったら、今度は。」

「そんな事は、理解っている。」

そこへ、雷がやって来た。

「激は、俺が連れて行く。激。行くぞ。」

「雷。済まない。早く行こう。」

俺達は、パトカーで、壊の元へ向かった。

チャプター7

壊は、四街道に居て、半魚人達に街を破壊させていた。

「ウワーッ。キャーッ。」

「あの二人の人間が、テンFを一掃した後、私の元へ来るとはな。まあ、私の相手では、

 なかったが。クククッ。」

俺は、そこへ辿り着いた。

「激。一人で大丈夫か?」

「ああ。心配なら無用だ。行って来る。」

俺は、壊の元へ向かった。

「壊。明一と美佐は、何処だ?」

「私を倒せば、理解るかもな。」

俺と壊は、市川へ瞬間移動した。

チャプター8

「変身。」

壊は、ゲマトリック刑事 壊に変身した。

「そう来たか。アークブラスター。シュート。」

「クククッ。消えろ。ゲマトパルサー。」

俺と壊は、狙撃しあった。

「ウワーッ。参ったぜ。」

俺は、何処かへ隠れた。

「ん、居ない? 何処だ?」

「俺なら、ここだ。創造神覚醒。」

俺は、アーク刑事 激に変身した。

「き、貴様は、何者だ?」

「破壊を斬り裂く創造の剣。幻衝怪退治課 アーク刑事 激。虐非 壊。お前をインサイダー取引、

 証券取引法違反、覚せい剤取締法違反、器物損壊、大量殺人、違法兵器作成の罪より、

 逮捕する。」

チャプター9

「半魚人ども、やってしまえ。」

「キエーッ。」

「アークブラスター。シュート。」

俺は、半魚人達を狙撃した。

「キエーッ。」

「ビスマルクモード。」

俺は、ビスマルクモードになった。

「ゲマトエッジ。輪幻衝。ゲマトフレアスライサー。」

「アークエッジ。輪幻衝。アークアクアスマッシャー。」

「ウワーッ。一味違うな。」

「ウワーッ。クククッ。ゲマトパルサー。」

壊は、俺を狙撃した。

「ウワーッ。ブレードギラー。アークプロミネンサー。」

俺は、空中へ飛び上がってから、幻衝力と気と魔力を同時に放った。

「ヌオワーッ。や、やるな。ゲマトセイバー。斬幻衝。ゲマトリックブレイク。」

「させるか。アークソード。」

俺は、壊の剣技を防いだ。

「私を倒せば、世界は、混乱する。」

「そいつは、どうかな?」

「ま、まさか、お前、却様の株を。」

「ああ。もう、終わりだろうな。」

「決着をつけてやろう。」

「望むところだ。いこうぜ。」

チャプター10

俺と壊は、浦安市へ瞬間移動した。

「ブレードギラーブラフフェニックス。」

「ブレードギラーキルフェニックス。」

俺と壊の必殺技は、大激突して、大爆発して、吹っ飛んだ。

「くっ。どうにか決まったな。」

「クククッ。まだだ。ゲマトリックバズーカがある。ゲマトリッククエーサー。」

俺は、空中へ飛び上がって回避した。

「何っ、避けただと? それなら、脚幻衝。はーっ。」

「脚幻衝。おりゃーっ。」

俺と壊は、飛び上がってから一回転し、フルパワーの蹴りを互いに決めた。

「ギャーッ。クククッ。激。やはり、強かったな。だが、却様は、私より上だぞ。

 覚えておくのだな。フハハハーッ。」

壊は、変身が解けた。

「出でよ、幻衝怪「フラッパ」。」

壊は、巨大な蟹型の幻衝怪フラッパを召喚してから、爆発して消え去った。

チャプター11

「ギエーッ。」

「召幻衝。アークテリオン。アークホーク。」

俺は、召喚したアークテリオンに飛び乗った。

「アークモード。」

俺は、アークテリオンを人型に変形させた。

アークホークは、アークライフルに変形した。

「激。あいつは、とんでもなく堅いぞ。」

「それなら、両手が開いた時に撃つのみだ。」

「ギエーッ。」

フラッパは、拳を喰らわせた。

「ウワーッ。でも、今しかない。」

「激。一撃で瞬殺するぞ。」

「狙幻衝。アークシャドースナイパー。」

アークフリートは、フラッパを狙撃した。

「グウーッ。」

フラッパは、爆発して消え去った。

チャプター12

その頃、却は、レイドと会話をしていた。

「レイド。あの品を使う時が来たぞ。」

「あ、あれをですか?」

「激の武器を盗んで来い。それと、それを合体させて、アークマシーンを作れ。そして、 

 街を跡形も無く消し去れ。」

「仰せのままに。」

レイドは、消えるように去って行った。

チャプター13

三日後、俺と明一と美佐は、いつもどおりの事をしていた。

「激。やっぱり、お前は良え奴や。」

「まさしく、命の恩人ね。」

「言うなって。それに、俺は、正直、自信が無かった。」

「そんなに恥ずかしがらんでも良えのに。」

「激。もしかして、照れ臭い?」

「バ、馬鹿な事を言うな。それじゃ、巡回に行って来る。」

俺は、パトカーに乗って巡回を始めた。

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