6. マッドマックス 怒りのデスロード(2015年、オーストラリア・アメリカ)

 一気に、年代が新しくなりますが。


 結局、マッドマックスから連続で来てしまいました。ちなみに、マッドマックス2の後に、「3」とも言うべき「マッドマックス/サンダードーム」という映画があったんですが。


 正直、アクションシーンも、カーチェイスもあまりないので、面白くない、と自分の気持ちに響かなかったので、パス。


 監督は、マッドマックス、マッドマックス2と同じくジョージ・ミラー。主演は、さすがにメル・ギブソンは年を取ったので、トム・ハーディ、シャーリーズ・セロン。


 シリーズとしては、なんと27年ぶりに作られた「マッドマックス 第4作」なんですが。


 実は、ジョージ・ミラー監督は、もっと前から構想して、準備していたそうです。ところが、2001年9月11の、「9.11」テロで、米ドルが大暴落。予算が膨れ上がり、制作が延期になってしまい、さらに2003年。今度こそ撮影を、と思ったら、今度はイラク戦争のおかげで、またも延期に。


 皮肉なことに、「戦争」によって、影響を受けた映画なんです。


 そして、ようやくアフリカのナミビアで撮影され、出来上がって、公開されたのが2015年。


 これが、空前の大ヒット!


 まあ、実際、めちゃくちゃ面白くて、5回くらい見ましたね、この映画(笑)。


 アクションシーンが凄いのはもちろんですが、車やバイクにめちゃくちゃ金がかかってます。


 それこそクラシックカーとも言うべき、欧米車や、アメリカらしいパワフルなアメ車、日本のオートバイ、軍用車まで。


 メイキング映像を見ましたが、これらの高価な車やバイクを、「マッドな」世界に合うように、めちゃくちゃ派手に改造してるんですね。


 これが、また面白い。


 キャラクターも面白く、一癖も二癖もある奴らばかり。面白いのが、ギターを弾き、ギターから火を噴くヒャッハーな奴とか。きっと、彼は兵士を鼓舞しているんでしょう。面白い役です。


 しかも、吹き替えでは「武器将軍」の声が、声優の千葉繫さんです。そう、「北斗の拳」のナレーターや、すぐ死ぬヒャッハーなチンピラを演じていた、名脇役です。


 これだけでも嬉しいのに、イモータン・ジョー役は、マッドマックスでトーカッターを演じた、ヒュー・キース・バーンですよ。


 さらに、シャーリーズ・セロンが、女優なのに、丸坊主頭の女性を演じ、しかも超強い! 確かそのセロンが演じたフュリオサを主人公にした「フュリオサ」っていう、スピンオフムービーが作られるそうです。


 とにかく、もう、「全世界のマッドマックスファン、感涙物」の出来でした。


 ちなみに、オーストラリアには、「マッドマックス博物館」(確か私設博物館だったはず)まであるんだとか。


 一度行ってみたい。


 マッドマックスファンにはたまらない出来。それを知らない若い世代が見ても面白い!


 と、私は職場で知り合った、20代前半の青年にこの映画勧めました。


 彼はもちろん、旧作を知らない世代。

 めっちゃハマってました、彼(笑)。


 とにかく、最高の映画の一つでしょう。確かアカデミー賞にもノミネートされてます。

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