第29話女子高生

朝、警察署にマー君は原付きで向かっていた。


ゲストルームで青柳あかねという女子高生がマー君を待っていた。


「さ、さん3人の事を殺したのはわたしです。」

 

おっと急展開!


「うーん、それは無理かな。じゃあクイズだけどどうやって被害者は殺された?」


「溺死です!」


「うーん、欲しい!という事は君が3人を殺せない。」


「溺死です。頭を海に沈ませて殺しました。」


「ありがとう。もしかして、警察、ヤクザ、政治家にでもオススメされた?」


「ち、ち、違います。」


「うん、君は、母親と2人暮らしで生活保護を受けてるんだね。警察、ヤクザ、政治家、うーん、今回はヤクザかな?最近、この街で覚醒剤での若者の逮捕が毎日出ている。何か関係あるんだね。売人?いや、君は覚醒剤か大麻やってるでしよう。まぁ、お母さんがやってるね。」


「男のクセにペラペラと話しやがって!」


「じゃあ、君がペラペラ喋ってよ。」


少しの沈黙が流れた。


「わたし達は、ただの興味本位から売人に直接薬を買った。わたし以外の3人は、どんどん薬にハマっていった。そしてあの事件が起きた。3人は、バイトしながら覚醒剤をしていた。ついにお金が尽きてヤクザの事務所で監禁された。」


「そして、君は、母親に覚醒剤と黙って薬だと言ってあげていた。」


マー君は、朝からベビーな話だなと思っていた。


「女子高生3人は、誰が殺したのか分かっていない。」


「君は、医療少年院行きだね。安心して薬抜いて出て行きな。母親は警察病院に預けるから。」


「お願いします。」


と青柳あかねは泣きながら小さな声で言った。





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