第7話セックス

「どうしたんですか?」


「いや‥。」


お互いにシャワーを浴びてクーラーが寒いくらいだった。


「すまない。今日は出来ない。」


「どうしてですか?」


マー君は、EDなのだ。


空に過去を打ち明けた。


「わたし、EDについて勉強します。」


「何で?」


「マー君、辛そうだから。」


「ありがとう。」


ベッドに川の字で2人は横になった。


「あのさ、空は優しいね。」


「わたし、あなたを知ってるから。」


ん?


「あなたの拳銃で父親が死んだから。」


高梨純一郎の娘か。


「わたし、あなたに感謝してる。」


「どうして?」


「あいつは、わたしを性的な目で見てたから。いつか、レイプされてたと思う。」


「‥‥。」


高梨純一郎は、主犯だった。


ホテルを、出るとセミが鳴いていた。


空は、覚醒剤を横流し、してる学生の名前を教えてくれた。


空は、強く生きている。


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