第4話麻薬

「麻薬?」


「ふーん、麻薬か。」


最近、麻薬【やぶれかぶれ】が若者を中心に蔓延している。


友達君とマー君は公園のベンチで話していた。


「麻薬汚染だな。」


「だね、俺達でも手に入るんだもんね。」


やぶれかぶれは、錠剤だった。


これを砕いて鼻から吸うらしい。


「困ったな。」


「友達君、どうしたの?」


「いやー最近、モテモテでさ。」


スマホを見ながら友達君はニヤニヤしている。


「マッチングアプリ?」


「まぁね。やり放題だよ。」


「ってかさ、友達君、モテモテでも女の子に会ってないでしょう?」


マー君は、目を細めてドキッとしている友達君を見てため息をついた。


「【やぶさかぶれ】使ってみる?」


マー君は、友達君に錠剤を渡した。


「麻薬キメテ、セックスしたら極楽行きだな。」


友達君は、錠剤を見つめて呟いた。





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