爆弾を抱えて日常を歩む。(企画から来ました)

読みやすくて、面白い作品です。改行がとても多く挟まれているのでサクサク読めてしまう。

内容も妹のイチャイチャしてていい感じ。生徒会の面々が妹とのイチャイチャを止めようとしてるのも少しアホな頭脳戦っぽくていい塩梅だと思います。

ただ、不意に差し込まれる不穏なフラグが怖すぎる。妹が兄が好きな理由だったり、二人の家関係の確執の匂わせだったりとすごく根本的なところから崩れてきそう。

だから、生徒会の面々や妹との日常は間違いなく読んでいて面白い。ただ、この日常は崩れ去るんだろうなというフラグにドキドキする。

ホントにいつ爆発するかわからない爆弾を抱えて主人公は日常を歩んでいます。

なんだろう、スカイツリーにある床が透明になってる床を歩いてる気分が味わえます。床が透けているから落ちそうで、でも確かに床はある。錯覚だと分かっているけれど怖い。しかし、確かな感触があるから透明な床の上を歩ける。

総じて非常に面白い小説です。どこかしらで来るどんでん返しやフラグ回収が楽しみですね!!

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