作者様のやさしさが行間からにじみ出る小説

この小説のすごいところは、多分、作者様だと思う。
ふつうの学生生活に、魔法少女とかが関わって普通に生活していくんだけれども。
まず、みんなの小さなやりにくさに目を向けて、さらに社会的な問題にも話が及びます。どの場面でも、登場人物とそこに関わる人たちに優しい目を向けているのが行間から伝わってきます。作者様が本当にそのことに気づいて、心を痛めて、解決しなければ、と思っているのがわかる。
 たとえば、孤独を感じているとか。まわりが敵だと思っているとか。生きづらいと感じている人。この小説読んでみてください。

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