バトル8:聖魔剣ブレードギラー

チャプター1

俺は、署で課長から貰った地図を広げて見ていた。

「この署の地下からでないと行けないみたいだな。」

俺は、武器を装着して、地図を持った。

そこへ、明一と美佐がやって来た。

「何処へ行くの?」

「この署の地下からでないと行けない場所にブレードギラーと言う名の何かがある。」

「美佐。どないする?」

「行って来て良いよ。気を付けて。」

「幻衝怪は、わいが倒したる。」

「理解った。早く戻って来る。」

俺は、署の階段を下りて地下へ向かった。」

チャプター2

地下の出口には、鈴が居た。

「激。さっき、一人の警察官が走りながら入って行ったわ。」

「警察官? 怪しいな。行ってみるぜ。」

三時間後、明一は、街を巡回していた。

「何も起きとらへんな。」

チャプター3

そこへ、ウェアウルフがやって来た。

「そいつは、どうかな?」

「なんやと? 何を企んどるんや?」

「テン達に襲撃させるのさ。」

「そない事、わいがさせへんで。」

明一は、アークランサーを構えた。

「良いだろう。俺が相手になってやる。いくぞ。裂幻衝。」

ウェアウルフは、爪をダイヤを砕けるほどの堅さにしてから、明一に飛び掛かった。

「ウワーッ。随分、鋭い爪やな。」

「一気にいくぞ。斬幻衝。乱幻衝。」

ウェアウルフは、明一を斬りまくった。

「ウワーッ。あの爪さえ何とかすれば、勝てるかもしれへん。アークマグナム。」

明一は、アークマグナム改を構えて、気絶のふりをした。

チャプター4

「もう、やられたのか。弱い奴だったな。」

ウェアウルフは、明一へ接近した。

「気絶のふりをしても無駄だぞ。喰らえ。」

「今や。アークマグナム。」

明一は、ウェアウルフの爪を破壊した。

「ウワーッ。お、俺の爪ぐあーっ。」

「もしかして、爪が無いと何も出来へんの違うか?」

ウェアウルフは、冷や汗をかいた。

「そ、そんな事は、無いぞ。はーっ。」

ウェアウルフは、明一に突撃した。

「さっきのお返しや。斬幻衝。アークリヴァイディングフルパワー。おりゃーっ。」

明一は、ウェアウルフを一刀両断しようとしたが、ウェアウルフは、白羽どりをして、

消えるように去って行った。

「後は、テンの一掃だけやな。」

明一は、ビル街へ向かった。

チャプター5

その頃、俺は、地下通路を歩いていた。

「もうすぐ、辿り着けそうだな。」

俺は、武器の入ったガラスケースを発見して驚いた。

「何だ、この武器は? 盾にも剣にも見えるけど。これが、ブレードギラーなのか?」

チャプター6

そこへ、野鉄砲がやって来た。

「その武器を渡してもらおうか?」

「まだ、発見したばかりだ。」

「それなら、お前を倒してからにする。」

野鉄砲は、銃を構えた。

俺は、アークブラスターを構えた。

「銃刀法違反だな。」

「うるさい。狙幻衝。シュート。」

野鉄砲は、命中率を上げてから、俺を狙撃したが、外れた。

「いくぜ。野鉄砲。アークブラスター。」

俺は、野鉄砲を狙撃したが、外した。

「何処を見ている。次からは、本気で行くぞ。狙幻衝。乱幻衝。シュート。」

野鉄砲は、天井を崩した。

「何っ? ウワーッ。隠幻衝。」

俺は、物陰に隠れた。

チャプター7

三十分後、俺と野鉄砲は、再び対決を開始した。

だが、いくらやっても、外しまくりだった。

「そろそろ、決着をつけるぞ。」

「ああ。でも、どんな方法で?」

「このケースを先に壊した方が勝ちだ。」

「何て、ずるい奴なんだ?」

野鉄砲が、ガラスケースを壊そうとしたその時、中に入っていた武器が光を放って、

俺と野鉄砲を地上まで、吹き飛ばした。

「ウワーッ。もう少しだったのに。」

「ウワーッ。何ていう力だ?」

チャプター8

そこへ、ウェアウルフが戻って来た。

「野鉄砲。大丈夫か?」

「どうにかな。作戦失敗か。」

そこへ、明一がやって来た。

「激。どないした?」

「後で話す。それより先に、やる事がある。幻衝怪退治がな。」

「激。アークパルサーを借りるで。」

俺は、明一にアークパルサーを渡した。

「野鉄砲。俺は、爪が無い。」

「ウェアウルフ。俺は、玉切れだ。」

「どうやって戦うか考えてくれ。」

「突撃するしかない。おりゃーっ。」

「了解したぜ。でやーっ。」

「明一。一人で大丈夫か?」

「任しとき。幻衝怪野鉄砲。幻衝怪ウェアウルフ。お前達二人を逮捕する。」

明一は、手帳を開いて見せた後、アークランサーとアークパルサーとアークマグナム改を

合体させて、アークランチャーにした。

「アークランチャー。」

明一は、アークランチャーを構えた。

「アークブロウイング。」

明一は、野鉄砲達を狙撃した。

「参ったぜ、ワウーッ。」

「一反木綿。後は、任せたぞ。」

野鉄砲達は、爆発して消え去った。

チャプター9

しばらくすると、雲の中から、胴体と尾と口だけの幻衝怪「一反木綿」が出現した。

「何や、あのでかい布は?」

「明一。先に戻ってくれ。」

「理解った。激。気い付けてな。」

明一は、パトカーに乗って去って行った。

「キエーッ。」

「召幻衝。アークテリオン。アークジラフ。」

俺は、アークジラフにまたがった重装甲のアークフリートに飛び乗った。

「完成。アークオーディン。」

チャプター10

「キエーッ。」

一反木綿は、体を巻き付けて、莫大な電流を全身から放った。

「ウワーッ。槍幻衝。アークジャべリン。」

「激。一回で決めるぞ。」

「全力疾走よ。」

「良いぜ。斬幻衝。アークルーンランサー。」

アークオーディンは、一反木綿を突き刺して、突破した。

「グウーッ。」

一反木綿は、爆発して消え去った。

チャプター11

その頃、滅は、レイドと話をしていた。

「幻衝護衛を倒すとは。レイド。」

「何でございますか?」

「激を倒せ。失敗しても構わぬ。」

「でも、私には、兵器しか。」

「安心しろ。私の戦闘員「幻衝兵」を使え。火砕流も復活させておいたぞ。」

レイドが後ろを振り向くと、そこには、火砕流と十体もの幻衝兵が居た。

「ケケケッ。」

「もう一回、戦えるのか。ウオーッ。」

「お任せ下さい。これなら勝てそうな気がします。それでは。」

レイド達は、地上へ向かった。

「クククッ。激。楽しみにしているが良い。我が作戦の恐ろしさを。」

滅は、ラーメンを食べ始めた。

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