第4話:灼熱のムササビ

チャプタ―1

俺は、パトガーで、山乳を捜していた。

「一体、何処の石油コンビナートに居るんだ?」

そこへ、明一がやって来た。

「げ、激。大変や。千葉の新港にムササビの獣人が出現して、石油コンビナートの石油を飲んどるらしいんや。」

「理解った。それで、明一。美佐は?」

「人の救助をしておったで。」

「そうか。明一。早く乗ってくれ。」

そこへ、美佐がやって来た。

「激。私も連れて行って。」

「了解。一気に行くぞ。おりゃーっ。」

俺は、陸のスイッチを押した。

チャプター2

ちなみに、新港へは、五分で辿り着いた。

「明一。美佐。着いたぞ。」

「な、何なの、このパトカーは?」

「速過ぎるで、全く。」

「文句なら、課長に言ってくれ。」

俺達は、パトガーを降りて、石油コンビナートの中央へ向かった。

チャプター3

その頃、滅は、何故か、署に来ていた。

「龍一。久しぶりだな。」

「お、お前は、壊恐 滅。」

「ふっ。私が議員である事をお忘れか?」

課長は、滅の名刺とバッジを見て、驚いた。

二つとも、本物だったからである。

「な、何で、議員になった?」

「圧力を悪用する為だ。邪幻衝。」

滅は、邪気を幻衝力に変えて放った。

「ウワーッ。くっ。」

「クククッ。今日のところは、ここで観念してやろう。」

滅は、消えるように去って行った。

チャプター4

その頃、滅は、何故か、署に来ていた。

「龍一。久しぶりだな。」

「お、お前は、壊恐 滅。」

「ふっ。私が議員である事をお忘れか?」

課長は、滅の名刺とバッジを見て、驚いた。

二つとも、本物だったからである。

「な、何で、議員になった?」

「圧力を悪用する為だ。邪幻衝。」

滅は、邪気を幻衝力に変えて放った。

「ウワーッ。くっ。」

「クククッ。今日のところは、ここで観念してやろう。」

滅は、消えるように去って行った。

チャプター5

「フフフッ。一対一か。面白そうね。」

「あいつらを巻き込みたくないからな。」

「へえ、意外と優しいのね。風幻衝。」

山乳は、風を想像して術を放った。

「ウワーッ。氷幻衝。」

俺は、氷を想像して術を放った。

「キャーッ。さすが、幻衝士ね。でも、これは、どうかしら? 連幻衝。風幻衝。」

山乳は、風幻衝を五回も放った。

「ウワーッ。」

俺は、気絶して倒れた。

「口程にも無かったわね。街の破壊でも、楽しんで来ようっと。」

山乳は、空の彼方へ飛び去って行った。

チャプター6

そこへ、一人の博士がやって来た。

彼女の名前は、鈴。

鈴は、二人の助手とともに、俺を担架に乗せてから、車に乗せた。

俺は、三十分後に気が付いた。

チャプター7

「あれ、ここは?」

「私の車よ。もうすぐで着くから。後、その傷は、治るのに一週間ぐらいかかるわ。」

「そんなに待っていられないな。痛ててっ。」

「無理は、しない。」

「何処へ向かっているんだ?」

「病院よ。それに、普通、そんなに重傷で起きれるのって、あなたぐらいよ。」

「俺は、本当に人間なのか?」

「あなたの血は、半分人間よ。」

チャプター8

俺達は、病院へ辿り着いた。

俺は、手術室へ運ばれた。

その頃、課長は、師匠と会話をしていた。

「龍一。激は、元気にやっているか?」

「ああ。激なら、まともに仕事をこなしている。偶?」

「何だ、龍一?」

「壊恐 滅って、議員なのか?」

「あいつの事か。信じたくはないが、疑いの予知が無い。」

「滅の出身地が、マグマ溜まりという事は?」

「それも、事実だ。」

二人は、溜め息を吐いた。

チャプター9

次の日の朝。俺は、外出届を出して、外へ出た。

「あいつを倒さないと。」

俺は、走りながら、山乳を捜しに行った。

チャプター10

その頃、山乳は、風幻衝と炎のブレスで、街を破壊していた。

「ウワーッ。キャーッ。」

「フフフッ。面白いわね。」

そこへ、レイドがやって来た。

「山乳様。激を倒せば、もはや、あなたは、幻衝怪クイーンです。」

「そうなんだ。でも、そんな称号なんて、いらないわ。」

引き続き、アーク刑事 激 第四話をお楽しみ下さい。

チャプター11

俺は、山乳の居る場所へ辿り着いた。

場所は、港区高輪だ。

「レイドも居るのか。どうすれば?」

そこへ、鈴がやって来た。

「激。忘れ物を届きに来たわ。」

鈴は、激に、アークソードとアークレーザーを手渡した。

「鈴。ありがとう。これなら、思う存分、戦える。またな。」

チャプター12

俺は、山乳の元へ向かった。

「山乳。そこまでだ。」

「な、何者?」

「破壊を斬り裂く創造の剣。幻衝怪退治課 アーク刑事 激。幻衝怪 山乳。

 お前を窃盗罪と建造物破壊により、逮捕する。」

「逮捕なんて出来るの?」

「言っておくが、俺の逮捕は、凄いぞ。」

「へっ、ふざけるな。テン。」

レイドは、十体ものテンを召喚した。

「キエーッ。」

「アークマグナム。」

俺は、テン達を狙撃した。

「キエーッ。」

テン達は、爆発して消え去った。

チャプター13

「フフフッ。いくわよ。風幻衝。」

山乳は、風を想像して術を放った。

「ウワーッ。アークレーザー。」

俺は、山乳を狙撃した。

「キャーッ。私を本気にさせたわね。フフフッ。連幻衝。風幻衝。」

山乳は、五回も風幻衝を放った。

「あの幻衝術を使ってみるか。壁幻衝。」

俺は、巨大な盾を想像して、全身から放った。

すると、俺の体は、風幻衝を打ち消した。

「どうして、防げるのよ?」

「さあな。何が違うんだろうな。」

「山乳様。」

「レイドもお前もうるさい。」

「滅様からの伝言です。消えろと。」

「レイド。どういう事?」

「私に聞かれても、困ります。」

チャプター14

すると、そこへ、滅が出現した。

「もう、良い。即幻衝。」

滅は、消滅を想像して、爪に伝えて、その爪で、山乳を突き刺した。

山乳は、傷口を抑えて倒れた。

「レイド。行くぞ。」

「ははーっ。激。またな。」

そこへ、アークパルサーが出現し、俺の手に乗った。

「アークパルサーがどうしてここに?」

山乳は、滅を両腕で取り押さえた。

「何をするつもりだ?」

「激。私ごと吹き飛ばして。」

「了解。滅。レイド。自首するなら、今のうちだぞ。」

「誰がするか。」

「それなら、仕方ないな。」

俺は、アークバルカンを構えた。

「アークライトニング。」

俺は、滅達を狙撃した。

「ギャーッ。」

「ウワーッ。」

「ドワーッ。」

山乳は、爆発して消え去った。

チャプター15

「ひ、ひえーっ。」

「な、何という力だ。考えられぬ。」

滅は、消えるように去って行った。

「出でよ、幻衝怪「泥田坊」。」

レイドは、幻衝怪「泥田坊」を召喚した。

「グオーッ。」

「後は、任せたぞ。」

レイドは、消えるように去って行った。

「召幻衝。」

俺は、召喚したアークテリオンに飛び乗った。

「アークモード。」

俺は、アークテリオンを人型に変形させた。

チャプター16

「アークフリート見参。」

「岩幻衝。おりゃーっ。」

泥田坊は、岩石の雨を想像して、術を放った。

すると、空から、岩石が降ってきた。

「ウワーッ。何て無茶苦茶な攻撃なんだ?」

「激。どうやら、あいつは、土で出来ているみたいだ。」

「ゴーレムって事か?」

「簡単に言えば、そういう事だ。目を閉じて、奴の核を見つけて、斬れ。」

「理解った。剣幻衝。アークシミター。」

チャプター17

俺は、剣を想像して、アークシミターを出現させた。

アークフリートは、その剣を手に取って構えた。

俺は、目を閉じて、精神を集中させた。

そして、俺は、泥田坊の核、いわゆるコアを発見した。

「そこか。斬幻衝。フリートスライザー。」

アークフリートは、泥田坊の核を一刀両断した。

「わ、我が核を返せ。地幻衝。」

泥田坊は、揺れを想像して、術を放った。

すると、地面が揺れて、アスファルトが崩れた。

「ウワーッ。くっ。」

「激。こらえろ。」

「言われなくても、理解っているさ。」

「ギャーッ。」

揺れが治まると、泥田坊は、爆発して消え去った。

アークフリートは、俺を地上へ降ろすと、アークテリオンに変形して、空の彼方へと走り去って行った。

チャプター18

「今日も無事に終わったな。」

俺は、署へ向かって去って行った。

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