なんというか、人生の先輩の、ためになる話だったw

女はこの世に一人ではない。

初めて恋愛する男は、そのことを結構高確率で忘れる。高学歴で仕事ができる人間に限って、そういうことに簡単に絶望してしまうもんだが、何にも心配することはないよ!という人生の先輩からのアドバイスのような作品である。

自分の人生と彼女の人生を考えた時に限ってつまづきがちなことに対して、シンプルな対処法を教えてくれる、とても素晴らしい部長ではないか。

物語ではとかくヒロインは一人で、そのヒロインが浮気した時になかなかごちゃごちゃするものが多いが、現実にはこういう割り切り方もできるんだよ?という作品はなかなかなかった(なぜなら話数を稼げないからw)ことを考えると、読み切り短編オムニパスの、星新一を思い出させるこの書き方は、間違いなくNTR話のブレイクスルーの一つと言える。

多面的に描こうとするとどうしても個人の決断はボヤける。群像劇は浮気を含むと確実に個人の意思がドロドロになる。

単視点の方が教訓になりやすい。作品から必ず何かを学べとは言わないが、何かを学ばせてくれる作家さんは、やはり好きです。

この場合は、モノの見方と決断の仕方ですよね。


これでいいのだ。

ラノベ読んでてこんなこと思ったこと、考えてみたらなかったです。ありがとうございます😊✨✨✨