作業まとめ。絵の作成。
書籍に付与する画像を作成していきます。
【必要画像】
① 表紙&裏表紙
② 中表紙
③ 目次(※ペーパーバック用)
④ オマケ用表紙(※ペーパーバック用)
⑤ オマケ画像
【私の利用ソフト】
★iPad
CLIP STUDIO PAINT PRO(※有料)
ibisPaint(※無料)
★PC
CLIP STUDIO PAINT PRO(※有料)
GIMP(※無料)
【表紙を作る時】
ペーパーバック版の場合、表紙&背表紙&裏表紙が1枚の画像として作成する必要があります。その為、この作業は、ペーパーバック版のWord調整が終わった後、ページ数が確定した後に行います。(ページ数が確定しないと、背表紙のサイズが分からないので)
Amazonの表紙サイズ計算ページから、サイズ計算を行ってから作成します。
★表紙サイズ計算ページ
https://kdp.amazon.co.jp/cover-calculator
上記で計算できたら、計算結果の数値を保存し、テンプレート画像をダウンロードしてきます。
電子書籍版の表紙データは、ペーパーバック版が作成できたら、それをトリミングして利用します。
【表紙画像作成手順】
① 画像作成ツールを起動し、ファイルの新規作成します。
その時の用紙サイズは、Amazonの表紙サイズ計算結果ででてきた「全表紙」の幅と高さを参考にしたサイズにします。
解像度は、300dpi以上です。私は350dpiにしました。解像度に上限はないですが、Amazonにアップロードする時のファイルサイズの上限が 650 MB未満なので、あまり高解像度にしない方がいいと思います。
② ダウンロードしてきたテンプレート画像の読み込み
ダウンロードしてきたテンプレート画像を読み込み、新規作成した表紙用画像ファイルに当てはめます。必要に応じて拡大・縮小します。角はしっかり合わせましょう。
テンプレートファイルを薄く表示しながら、上からレイヤーを重ねて、表紙画像を作っていきます。
表紙については、断ち切りです。断ち切り位置、セーフゾーンがテンプレート画像に記載されているので、それを基準に作っていきます。
セーフゾーンは、絶対に断ち切りされない位置です。欠けて欲しくない情報は、必ずセーフゾーン内に入れましょう。
★ポイント★
もしペーパーバックと電子書籍を共通の絵にする場合。
サムネイル表示ぐらい小さくしても、問題なく表紙だと分かるようにする必要があります。
Amazonで書籍のサムネイルが表示された時、それが何なのか分からなくなってしまったら勿体ないので。
特に、作品タイトル。
私の場合、タイトルがクッソ長い為、「悪役令嬢の継母」だけ文字を巨大化させ、サムネイル表示してもそれだけはちゃんと読み取れるようにしました。
小さいものが沢山あってゴチャッとしてしまうよりは、目立たせたい部分を大きく、それ以外は小さくしつつサムネイル表示した時に目立たないようなデザインにした方がいいです。
★注意!!★
完成したら、必ず印刷してチェックします。
確かに、実際のAmazonの印刷機で出したものと、個人宅にあるプリンターで印刷したものは違いますが、特にiPadは、かなり色が鮮明に出るようになっているので、iPadの画面で見た時と、印刷して出て来た画像の色味が全然違います。
なので、必ず印刷して現物の色味を確認してください。
③ JPEG化、PDF化
表紙画像は、
電子書籍版の場合:TIFF or JPEG
ペーパーバックの場合:PDF
CLIP STUDIO PAINT PROの場合、画像をJPEG化する事は可能ですが、PDF化する事ができません。
なので私は、以下の作業を行いました。
1) CLIP STUDIO PAINT PROから、完成した絵をPNG出力
2) 出力されたPNG画像をGIMPで表示
3) GIMPで表示した画像を、PDFにエクスポート
GIMPはPC専用ですが、無料ソフトなのでそれを利用しました。
【本文中の画像】
本文中の画像のキャンパスサイズは、基本B6サイズ(128mm×182mm)、350dpiにしました。
余白についてはあまり意識しません。
Wordに画像として貼り付ける場合、そっちで余白を調整する為です。
★また、ここで注意★
電子書籍の方では、画像1枚が1ページ表示されます。
なので、2つの画像を1ページに表示したい場合には、1枚の画像として作成します。
画像に文字を打つ場合、印刷するとボヤけてしまう事があります。また、あまりに文字が小さいと潰れてしまいます。
なので、画像中に文字を使う場合は注意してください。
文字のボヤけが気になるのは、Wordに貼り付けた時に拡大する為です。
拡大しなくて済むように、あらかじめキャンパスサイズをB6サイズ(本のサイズ)より大きくしてしまうのも手です。
でもその場合、今度は縮小する事となり、細い線が縮小した影響で消えてしまったりする事もあるので注意。
画像の作成については以上!
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