第24話 君を追いかける、鬼ごっこ。〜私を捕まえて〜④
「はぁ‥‥なんでこんなことに。」
「悪のリーダーが俺様になめたこと言うな!!」
「‥‥そもそも、なんで悪のリーダーなの?」
「姫をさらうのは、悪のリーダーだけだろ!」
姫?‥‥ゆうちゃんのことかな?
姫なんかで、ゆうちゃんのことを表しきれないと思うけどなぁ。
(それより、どうやら祐樹くんの中だと、俺は悪の帝王 ク◯パ様みたいなことになってるようだ。)
「僕は、悪のリーダーなんかじゃないよ!」
「うるさい!黙ってろ!!
ク◯パみたいなお前が喋るな!!」
あぁ、本当にク◯パだって思ってたんだ。
「僕、どっちかて言うとマ◯オだと、思うんだけど‥‥‥。」
余計な一言、たった一言、されど一言、
「なんだと!俺様がク◯パって言うのかよ!!」
(やっべ、火に油注いじゃった。)
「いや、キノ◯オじゃない?」
「ふざけるなーーー!!!」
(アホなのかな?)
今度は、ガソリン注いだぞ‥‥。
なんだか、自分が幼稚園児になったみたいだ‥‥。
激昂した祐樹くんはさらにパンチを早くする。
焦った俺は後ろに仰け反り、転んでしまった。
それを祐樹くんが見逃すはずもなく、
今度こそ、避けられない、一撃が俺に飛んできた。
(あぁ、もうダメだ、諦めてしまおう。)
俺は諦めた。
自分が辛くなるだけ。
自分ではどうにも出来ない。
きっと、これが正解なんだと決めつけた。
優子の時のように‥‥。
俺は目を閉じた。
まるで、何かを、分からない何かを
‘覚悟’したかのように。
そうして、数秒が経った。
(痛すぎて、何も感じないのか?)
「なんで、俺様の邪魔するんだ。」
「「そうだ、そうだ!、なんで、そんなことするんだ!!」」
どうやら、誰かが助けてくれたから、殴られなかったらしい。
(きっと、ゆうちゃんだ。)
女の子に助けてもらうのは、ちょっと恥ずかしいな‥‥。
俺は目を開いた。
そして、目を見開く。
助けてくれたのが——
「なんで俺様の邪魔をするんだ!亜衣!!」
「そんな、‥‥そんなことしないで!」
—— 福沢亜衣ちゃんだったからだ。
福沢亜衣の話があまりに書けていないので、
これから、少しでも増やしていきたいです!
あと、今回、某有名キャラクターを使いましたが、どうだったのかの感想とかを頂けると、幸いです!
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