何度読み返したことだろう。

何度読み返したことだろう。

n回目の今、やっと落ち着いて感想を述べられるくらいにはなってきた。

忘れもしない衝撃。

その衝撃をまた味わいたくて私は定期的に読みに来てしまう。

Web小説だからこそできる、ジャンル設定までを駆使したどんでん返し。

「もう、汗がだらだらですね」

読者をぎくっとさせるこの言葉。

汗がだらだらだったのは成瀬ではなく、私だったのかもしれない。

この文字数なのに、ではなく、この文字数だからこそ表現できる良さが詰まっている。

きっと私はこれからも、この作品を読む度に衝撃に打たれて鳥肌が立つのだろうと思う。

この作品に出会うことができて本当に良かった。





改めて、カクヨム甲子園2022ショートストーリー部門大賞おめでとうございます。

「あの作品が代表作にならないように頑張ろうと思ってる」

君が言ったその言葉を聞いて、私はとてもわくわくしました。

これからも三嶋悠希の作品から与えられる衝撃を楽しみにしています。

雨虹みかん