第2章 第10話 AIと人類の学者がそれぞれ、共通の解を出した

 西暦2xxx年、人類は様々な社会問題を抱えていた。AIが解決策を考えた。人類の学者が解決策を考えた。ある時点まで、AIが考えた解決策と人類の学者が考えた解決策は違う物だった。お互いにお互いの考えは理解出来なかった。お互いにとって実行不可能な解決策だった。何回シュミレーションや考察や計算を重ねても、実現可能な共通する解決策は発見されなかった。しばらく続いた。しかし、AIはさらに進化した。人類もさらに進化した。社会問題の解決について、ある時点から、AIと人類の学者の考えた解決策が一致する様になった。また、多少違った解決策が示されても、お互いの考え方や根拠、論理性などを理解し合えるようになり、「話し合い」が成立する様になった。AIにとっても、人類にとっても実行可能な社会問題の解決策が次々と、AIと人類の学者による共同作業により考案され成立し、実行されるようになった。

 AIと人類は調和し、協力して発展進化する様になった。人類とAIの持続的な共生が実現した。

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