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  • 第1話への応援コメント

    放蕩者だと思ったら、恐怖を忘れる為にただ、放蕩者を演じていた人間の姿が最後に出て思わず、息を呑みました……。
    健康な男性は兵隊に取られる時代、心を誤魔化さなければやりきれない人もいたのでしょうね……。戦後に性格が変わる人の話は多く聞きますが、戦中もやはり自分の気持ちを誤魔化す為にわざと振る舞った人もいたのかもしれないと思うと暗澹たる気持ちになりました。
    考えさせられる物語、彼のふるまいは良いことではありませんがそれでも最後の言葉に彼の、本当は歩みたかったかもしれない人生を思いました。

    作者からの返信

    お読みいただきありがとうございました。
    キャッチコピー通り、あの時代の人々が表に出した言葉がどこまで本気・正気だったのかなあ、などと思わずにはいられなくて形にした作品でした。
    戦争さえなければ、あるいはせめて生きて還ることができれば、彼も多恵に謝ったり親に殴られたり、志乃の様子を嗅げながら窺ったりできたはずなのですが、すべての可能性が閉ざされ奪われることからも戦争は良くないと言えるのではないかと思っています。

  • 第1話への応援コメント

    そうやって自分を誤魔化し続けた人もいたのかもしれませんね。
    大事なものは何一つ作らず、作っていないと誤魔化して。
    天邪鬼だからこその最後の一言が哀愁を誘います。黙祷。

    作者からの返信

    ありがとうございました。
    手記も証言も、聞き手や読み手を意識して100%の本心ではなかったかもなあ、と思ったりもするのです。目に見えないところでも自由や選択肢を奪っていくから戦争は良くない、という面もあるのではないかと思います。