おっさん、大男と再開する


 すると、急にキノコらは、頭から何か変な粉を出してきた。


 【マタンゴとマッシュウォーカーは、#魔法の胞子__マジックホウシー__#を出した!】


 「ん?なんだ?この粉は……」


 「お、おっさん!吸い込んじゃダメぇ!!!」


 だが、遅かった。俺は、その粉を吸ってしまい、すると倒れるかのように眠ってしまった。


 「ムニャムニャ…………」


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


 目が覚めると、そこはダンジョンの外であった。


 「え?なんでここに!?」


 「おっさん、感謝してよね!#魔法の胞子__あんなもの__#吸うなんて困ったもんだよ!」


 横に、リリカがいた。


 「もしかして、運んでくれたの?」


 「厳密にいうと彼がね。」


 すると、横に謎の筋肉ムキムキの大男がいた。いや、謎ではない!彼は紛れもなく酒場にいた大男、奢ってくれた大男だった!


 「縁があったな。#魔法の胞子__粉__#吸ってぶっ倒れてるお前見てビビったぜ。だけど、お前を助けたのはこのあんちゃんだ。」


 そう言って、リリカのことを指さした。


 「感謝は俺に入らねえ。このあんちゃんにでもくれてやれ!じゃあな!もうあんなもの吸うなよ!」


 「本当よ!」


 そして、大男は何処かへ行った。

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