第16話 暗がりから覗く

第十六話 暗がりから覗く


サイド 剣崎蒼太



 邪神。咄嗟に声をあげそうになったが、しかし唇どころか喉も動かない。呼吸はできるが、どうやら何か言葉を発しようとすると縫い付けられた様に動かなくなるようだ。


「ああ、気づいている通り君は喋れないよ。ご褒美以外で質問を許すのは公平性に欠けるからね。申し訳ない」


 いつの間にか現れた椅子に腰かけ、悠然と足をくむ邪神。全然申し訳ないと思っていなさそうな笑みだ。きっと、奴の正体を知らなければドキリと胸が高鳴っていたかもしれないほど綺麗な微笑みだな。妖艶とも幼げともとれる不思議な表情だ。


 まあ別の理由で胸がドキドキしているが。知ってる。これ恐怖だ。


「そう怖がらないで。ご褒美をあげに来て殺すだなんて、そんな酷い事をするわけないじゃないか」


 安らかな死がご褒美だよ♪とかちょっと言うかと思った。こええ、超こえぇ……。


「じゃ、疑っているようだしまずはアバドン討伐の報酬をあげようか。ほら、サイコロを振って?」


 いつの間にか両手に抱えていた人の頭ほどのサイコロ。転生した時振らされた物に似ている。いや、同じ物か。今回もこれで固有異能を決めろと。


 ここで固まっていて邪神の機嫌が悪くなるのはまずい。悩んでも仕方がないし、とっとと振ろう。


 どうか『敵に指先を向けただけで相手を倒せる』とか『つけただけで無敵になる鎧』とか出ますように……!


 サイコロがコロコロと床を転がるみたいに宙を動いていく。そうして出た目は……。


「へぇ……」


『夢幻月下の花園』


 面白い物でも見たかのように、邪神が笑みを深める。


 夢と幻?眠っている相手に影響を与えたり幻覚を見せる能力か?いや、なんか違う気がする。


「君も何かと私に縁があるね。意外と相性がいいのかな?」


 勘弁して下さい。


「まあいいや。詳しい能力はこの『夢』が終わった辺りに自動で理解できるようにしておこう。それじゃ、今度は金原武子を止めてくれたお礼をしないとだね」


 ククク……とどこか嘲りを含んだ笑い声をあげる。


「まったく彼女たちには困ったものだよ。あれだけ『東京を壊すな』と警告したのに。全然話を聞いてくれないんだもの」


 ……本当に不思議だ。なんでこいつがそこまで『東京を壊すな』とこだわるのか。博愛精神はありえない。こいつにとってのゲーム盤が東京だから?東京都内で直接観戦をしているとか?


 どれもしっくりこない。


 ………東京という『土地』になにか理由がある?


「ふふふ……」


 意味もなく笑うのやめて!?怖い!


「酷いな、乙女の微笑みをそんな風に邪険にするなんて」


 すいませんごめんなさいけど怖いものは怖いんです!


「まあいいや。じゃあこれから君がこの戦いを生き残る為のヒントをあげよう」


 ヒント?


「『人を疑え』」


 ……え、それだけ?


 なにか続きがあるのかと思ったが、まさかそれだけ?ヒント少なすぎない?


「おいおいこれは大ヒントなんだよぉ?もっとよく考えてほしいなぁ」


 ……この邪神は、絶対に信用してはいけない存在だ。だが、たぶん嘘はつかない。代わりに真実をそのまま言うとも限らない。


 人を疑え?お前が一番疑わしいわ!


「へぇ、私を疑うんだ」


 すんませんんんんんん!調子のってましたぁ!


「うーん、こういうのを神への畏れと言うのかなぁ」


 徐々に空間が歪み始める。


「時間切れだ。授与式はここまで。さあ、目が覚めたらバトルロイヤル四日目だ。血の祭典を続けておくれ。もうすぐクリスマスなんだし、降誕祭の前祝いもいいかもね」


 邪神の口からクリスマスとか出ると違和感が凄いんだが?


「サービスだ。起きたら『極上のマッサージを受けた後八時間ぐらい熟睡した』ぐらいの寝起きを保証しよう」


 あ、なんか地味にありがたい。というかヒントとやらよりもありがたい気が。


「じゃ、ばいばーい」



*         *       *



「っ!?」


 ガバリと目を覚ますと、当然の様に周囲は迷宮の中。隣のベッドから寝息が聞こえる。この気配は新城さんだ。一応彼女の魔力を探りながら、セットしたトラップや警報装置を確認する。


 オールグリーン。特に不審な点はない。小さくため息をつく。


「っぅ……」


 頭を抑えて小さく呻く。寝起き自体は非常にいい。ここまでスッキリとした目覚めは前世含めて初めてだ。だが、新しい固有異能の内容を頭に直接送り込まれたせいで違和感が凄い。


 ベッドから抜け出て、トラップを解除していく。ちなみに防犯ブザーを針金やピアノ線でトラップに仕立て上げたのは新城さんだ。


『お父さんに家庭で作れるトラップ類はある程度習いました!』


 もうこの子のお父さんに会いたくなってきた。そして正座して問いたい。あんた何考えてんだ、と。


「あれ、剣崎さん?」


「あ、おはよう」


「おはようございます」


 むくりと起き上がる新城さん。彼女は二、三回ほど目を瞬かせた後、寝起きと感じさせないぐらいテキパキとベッドメイクをしていく。


「じゃ、私昨日教えてもらえた洗面所行きたいんですが」


「あ、うん」


「「…………」」


 何故か部屋を出ようとしない新城さん。どうしたのだろうか。


「いや、一緒に行きましょうという意味なんですが」


「え!?」


「ここ、敵地。何回も言ってますけど敵地です」


「あ、あー」


「マジで気が抜けすぎですよ……」


「違うんだ。あまりの快眠と謎の夢のせいで頭がぼうっと」


「……どこでも快眠できるのはいいと思いますが、さすがにこの状況でぐっすりはどうかと思いますよ」


 変人にアホの子を見る目で見られた。つらい。これもバタフライ伊藤って奴のせいなんだ。邪神の汚い罠だ。いつかあいつ顔面焼いてやる。



*         *       *



そんなこんなで朝の身支度を終えて魔瓦が昨日集合場所と言っていた部屋に。


 厳しい試練だった……まさか『奇襲されたら危ないので一緒の部屋で着替えましょう。振り向かないでくださいね』と言ったかと思うと、新城さんが平然と脱ぎ始めた時は本気で焦った。


 精神年齢は成人済みだが肉体年齢は花も恥じらう十五歳。もう少し思春期の健全な男子がもつ性欲というものを考えてほしい。はっきり言おう。ムラムラします。


 というか何気にここ数日一人でアレソレできていないのである。この年齢でそれはもう一種の拷問なんだよ。頼むから刺激しないで。


「お゛は゛よ゛う゛こ゛さ゛い゛ま゛す゛……」


「お、おはようございます」


「おはようございます魔瓦さん」


 十分ほどして入室してきた魔瓦は、なんか……ひどかった。


 サラサラとしていた髪は何本か跳ねているし、目は虚ろ。足取りはおぼつかなく千鳥足だ。なんというか、三徹明けで一時間だけ仮眠をとった後と言われても納得しそうになる。


「眠そうですね」


「私……基本朝弱くって……寝ているはずなのに全然寝た気がしないん……ふぁ……」


 あくびを噛み殺す様はまるで夏休み中の夜更かしした子供みたいだ。今生の義妹と重なり、つい寝ぐせを直そうと歩みよりそうになる。


「っ……」


 何を考えているんだ、自分は。


 義妹とかぶって見えた?ふざけるな、相手は殺し合う相手だぞ。義妹の顔を思い出す。少し茶色がかった髪をボブカットにしたつまらなそうな顔。女子にしては少し高めの身長もあって、魔瓦とは似ても似つかない。


 大丈夫。大丈夫だ。自分は戦える。戦えるはずだ。


「少し、時間をおいてから話しますか?」


「んむ……失礼。大丈夫です。今日の方針について話しましょう」


 ぺちぺちと自分の頬を叩いた魔瓦が、真剣な顔でこちらを見てくる。


「とりあえず、金原の打倒が目標ですかね。出来ればその前に人斬りを捕捉したいんですが……」


「あ、それなら私が力になれます」


 そう言って新城さんが小さく手をあげる。


 まさか、『目』の事を言うつもりか?


「だって魔瓦さんかなり目立っていますから。ここは私と剣崎さんで外を回ろうと思います」


「え?確かに私はネットとかで話題になったりしていますが、そこまでは」


「いえ、昨日の件でこんな動画が」


「え?」


 そう言って新城さんが差し出したスマホで、動画が再生される。タイトルは『リアル魔法少女、合法ロリBBAだった』と書かれていた。


『大丈夫です!皆私が守ります!』


 そう言って例の魔法少女みたいな恰好で杖を振り、空を飛んで瓦礫を魔力の塊で粉砕したり、怪我人を治療したりする姿が。


 あ、パンツ見えた。フリル付きピンクか……。


『かわいい』


『これ合成?』


『どうせやらせ』


『マジだぞ。これを合成とか言うやつは素人』


『迷子ちゃんはぁはぁ』


『セ●クスしてぇ』


『おぱんつ!』


 などなど色々なコメントが飛び交っている。


 そっと視線を向けて見れば、完全にフリーズした魔瓦。そして、新城さんはそれを気にした様子もなく次の動画へ。どうやらどこかのテレビ局が流しているニュースらしい。


『では、魔瓦迷子さんは本物の魔法使いだと?』


『少なくとも物理法則を無視した現象と言えますね。何か機械を仕込んでいるとも思えませんし、この動画が合成でないなら彼女は何らかの特殊な力を持っていると考えるべきでしょう』


『いやいや絶対なにかのトリックがありますって!』


『しかしですねぇ。どう考えても手品で済ませられる現象ではないんですよ』


『じゃあ合成ですよ、間違いなく。なんか変な宗教の人なんでしょう?信者集めのためにやったんですよ。あれだけの被害が出ている中でこんな動画を出すなんて、とんでもない不謹慎だ!』


『もしもこれが映像技術を駆使して作られた虚偽の動画であるなら、投稿時間がおかしい。私もそういう事に詳しくはありませんが、複数の人が似たような動画を、しかしアングルもタイミングも違う物をあげているんですよ』


『えー、では先ほど話に出た魔瓦迷子さんが教祖をしている真世界教について――』


 そっと動画を止める新城さん。


「あふぅ……」


 魂が抜けたみたいな声をあげて、フラフラとした足取りで部屋の隅に向かう魔瓦。そして体育座りをして顔を膝にうずめてしまった。


 うわぁ……。


「というわけですので、今魔瓦さんが外に出るとただでさえ大混乱の街が更に混乱します。なので、魔瓦さんが外に出て調査するのはやめた方がいいかと」


「ちょ、新城さん」


 容赦なく追撃をしかける新城さん。この子人の心ないの?相手の心を傷つけないと喋れない子だったの?それは俺に対してだけじゃないの?


 やだ、ちょっとジェラシー。


「あと剣崎さんキモイです」


「流れ弾!?」


 驚きのノールックショット。心が痛い……!


「ああ、剣崎さんは鎧姿しかバレてないから大丈夫ですよ」


「え、ああうん。そりゃあ」


 そこで、新城さんがまた別の動画を再生した。


『悪魔だ!悪魔の王を私は見たんだ!』


「んん?」


『漆黒の鎧!蒼の王冠!炎を扇動し人を操る。ああ、あれこそが悪魔の王!私達を導いてくださるんだ!』


『我らが王!我らが破壊者!我らを燃やし尽くし!蒼の炎で抱いてくださる滅びの救い手!』


『あの剣で切り捨てられたい。爪で臓腑を抉られ、この矮小な頭蓋を踏み砕いて頂きたい!この血肉があのお方の口に入る事はなくとも、どうか我が魂を何かの糧にして頂けたのなら!ああ!それだけで!』


「なぁにこれ?」


「剣崎さんについて語っているみたいですね」


「人違いじゃないかな?」


「剣崎さん、現実を見てください」


「嘘だぁ!」


 人助けしてたじゃん!?めっちゃ頑張って人助けしたじゃん!?なんで悪魔の王とか言われてんの!?あと発言が怖い!悪魔崇拝者!?


 目が完全に逝っちゃってるじゃん。やばいじゃん。え、もしかしてこれ最初に魔力あてちゃった人達?いやそれにしても人数多くない?


「剣崎さん……」


「新城さん……?」


「これがカリスマってやつですね!」


「違う!?」



*         *         *



 転生者二名の心に深い傷を負わせた後、新城さんは自分を引き連れて迷宮の外に。魔瓦は信者達に連絡と、迷宮内の防御を上げる作業があるのだとか。


 どこか弛緩した空気のまま、地上に出た。場所は先日魔瓦が固有異能を発動させたと言う駅近くの路地裏。


「とりあえず、昨日戦った場所を――」


 見てみよう。そう、言おうとした。


 だが言葉が出てこない。路地から出た先に広がっていた光景に、喉が詰まった。


 ほんの数日前に降り立った東京駅。その周囲は、人ごみで碌に見る事が出来なかったのを覚えている。


 今も人でごった返して、周囲の状況を探るのは困難だ。だが、その様相はまったく異なる。


「すみません、五歳ぐらいの女の子を見ていませんか!?ピンク色のかばんを持っていて、髪を頭の上で結んでいて」


「なあおい!いつになったら電車は動くんだよ!彼女と連絡とれねえんだ!昨日親と港の方に行くって言ってたんだよ!」


「通してください!医療品を運んでいます!通してください!」


 行方の知れなくなった身内を探すため、行くべき場所に向かうため、命を一つでも救うため、懸命に動き回る人々。


「もうだめだ……俺の人生おしまいだ……」


「おかぁさああああああああん!どこぉぉぉおお!」


「嘘だ……父ちゃん、母ちゃん……嘘だぁ……」


 道脇に座り込み、嘆き、悲しみ、現実を受け入れられず立ち上がれない人々。


 東京駅の周辺は、そんな人達でいっぱいだった。


「あっ……」


 包帯を頭にグルグルと巻きつけ、親を探して泣きながら歩いている子供。その子に駆け寄ろうとして、腕を後ろから掴まれた。


「ダメです、剣崎さん」


「新城さん、でも」


「ダメです。貴方の現状を考えてください」


「っ……!」


 そうだ。自分は今、殺し合いの真っ只中にいる。いまこうしている時も、他の参加者が牙を研いでいる。自分を殺すために。生き残るために。


 自分とて、ここで立ち止まっている時間などない。早く人斬りや金原の現在位置を特定し、奴らを打倒する策をたてなければならないのだ。


 だから、だから……!


「ごめん、行こう」


「……はい」


 路地裏に戻り、人波を避けて移動する。助けを求める声が遠ざかっていく中、ふとスマホをずっと見ていなかった事を思い出した。


 言う事をきかない指で電源を入れると、大量のメールと着信がきていた。妹や友人達。彼らから自分の安否を心配する旨が届いていた。


 自分にも、心配してくれている人たちがいる。彼らと先ほど見た人たち。そこに違いは……。


 妹と何人かの友人に短く無事を知らせる内容だけ送信し、スマホをしまう。


「剣崎さん」


「わかってる。大丈夫だ」


「……わりきれとは言いません。私だって、整理はついてないですから。けど」


 新城さんの手がこちらの腕を掴み、少し強引に彼女の方へと向き直させる。


「この戦いを終わらせたいです。今はもう、遊び気分じゃありません。一刻も早く、その神様とやらが始めた戦いを終わらせましょう」


 彼女の瞳は、最初の頃の様な浮かれたものでも、熱に浮かされた物でもなかった。ただ真っすぐと、義憤と悲しみに燃えている。


 人の本質はすぐに変わるものではない。だが、先の光景を直接見て何も変わらない人間なんていない。そう思いたい。


 一度だけ、目を強くつぶる。


 揺れるな。迷うな。歩みを止めるな。けれど冷静に。そうであらねば生き残れない。もうここまで来たんだ。ここまで殺したんだ。


 足踏みなんて、出来ない。


「ああ……終わらせよう」


 踵を返し、歩調を速める。


「人斬りや金原の情報を集めたい。たぶん昨日戦った所は警察や自衛隊で近寄れない。どこを探すのがいいと思う?」


「一度家に戻りましょう。あの辺は被害が出ていないはずです。うちのパソコンで調べます。金原は容姿も言動も目立ちますから、どこかしらに目撃情報があるはずです」


「わかった。その途中に少し寄りたい所がある」


「寄りたいところ?」


「ああ。空気中の魔力の流れ、少しおかしくないか?」


「……?いえ、いつも通りだと思いますけど」


「いつも通りなのがおかしい。昨日、どれだけの魔力が放出されていた?」


「……あ!?」


 そう、昨日は自分、金原、アバドン。三人の転生者による戦闘で、大気中には飽和レベルで魔力がまき散らされていたはず。それこそ、人体に影響が出るんじゃないかという程の魔力だった。


 だが、今は平常通りの魔力しか空気中にない。たった一晩であれだけの魔力が散ってしまうとは思えない。


 では何かが『集めている』のではないか?まき散らされた魔力を、どういう目的と手段かはわからないが集積している可能性がある。


 そして、邪神は『この地を壊すな』と再三言っていた。まるでわざと繰り返しているかのように。


 足早に十分ほど移動した先には、先日の戦闘の余波で一部地面が崩落した場所があった。コンクリは完全に吹き飛び、隕石でも降ってきたみたいなクレーターが開いている。被害が酷いのと皆避難や捜索で忙しいのもあって周囲には人気がない。


 ……いいや、本当にそれだけか?足早に移動したからと言って東京駅からたった十分の場所だぞ。人通りがないはずがない。


 クレーターから覗く地下には、広い空間が。地下鉄や地下街とも思えない。それにしては薄暗く、人工物が少ない気がする。


 スマホのライトで照らした先。闇の中から浮かび上がったのは、『赤さび色の線』。かなりの幅があり、両端が見えない。どこからきて、どこに向かっているのか不明だ。


 だが、その線が『血で書かれている事』と、『魔力が吸い込まれている事』だけは一目で理解する事が出来た。


「何をするつもりだ、あの邪神は……」


 邪神が主催する転生者同士の殺し合い。その四日目。


 降誕祭まで、もう少し。


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