第37話 溢れる想い

私の両手から

溢れんばかりの想いを

あなたに渡します

もしも

あなたにとって

この想いが

重いと思われるなら

少し溢して渡しましょうか

溢れた想いは

空に昇るなら星となり

地に落ちるなら小さき花となり

あなたを見守るでしょう


あなたの心の片隅で

ほんのちょっぴり

存在している私だから

名も無き星でも

名も無き花でも

傍にいられればそれでいい

そしていつか

この想いを全て

受け止めてくれる日を信じながら

今も溢れる想いを止められず

溢し続ける私です

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