三幕八場?こういうの難しそうに見えるよね。シンプル解説

 さ〜て、そろそろやめようかと思ってたら、新入りさんがこんな感想かいてきたよ。放っといても良かったけど、みんなの創作論アレルギーってここらへんかな? って感じが読み取れたので、とりあえずコピペ


三幕八場構成とかなんとか、どうも自分にはしっくり来ませんでした。

 よけい書けなくなるというか、面白くなくなると言いますか。

 そうしてどうにかこうにか、自分なりに見つけてきたやり方が、

みちのあかり様のおっしゃる『細かな起承転結の積み重ねが、おおきな起承転結に組み込まれていく』と一致していた事で、大きく安堵できました。


 はい! 「三幕八場構成」

 偉そうな名前と、難しい解説!

読むだけで嫌になるよね〜!


 大した事かいてないから!

 ハリウッド? それがどうした! 権威に騙されるな! 


 シンプルに考えれば、三幕八場構成は、なろう王道パターンでしかないと読み解いてあげよう!



 三幕八場構成、日本的に言えば「序破急」

Aメロが一幕 (序 主役の紹介)

Bメロ✕3 Cメロ Bメロ Cメロが二幕 (破 小さなイベント繰り返し)

サビからエンドが三幕(急 クライマックス)


 起承転結でいえば、三幕目が転と結ね。


 映画だから2時間程度なので八場に分けているけど、ニ場を延々とつづけるのがなろうパターンとか、ロールプレイングゲームのパターンね。



 流行りの追放物で言えば


一幕 

 パーティからの追放。主役の真の能力があかされる。


二幕

 ヒロイン登場 パーティへ(AメロBメロ)

 頼み事受ける 戦い 勝利(A B  サビ)

 元パーティざまぁ(サビのみ)

 ツンデレヒロイン登場 出会い 喧嘩 協力 仲間入り(A B サビ A)

 元パーティざまぁ

 イベントクリア

 新ヒロイン登場


 …………

 …………


 これの繰り返し


三幕

 そろそろ、人気無くなってきたし、新しいの書きたいから終わろう。


 大きなイベント。今までにない、マジな戦い。傷つく仲間。勝利!!そしてエンディングへ。


 ほら、一緒でしょ! この程度を偉そうにありがたく見えるように言ってるだけ。そうすると金になるしね。


 ハリウッド映画でも、Aクラスは、そこに、観客がストレスうけないように主人公はチートかっていうくらい強い、とか、特殊なアイテム持ち、とか、過去に戻って未来の知識で簡単クリアとかにしてるの。

 B級とかカルトとか低予算で作られるものは、伏線回収とか展開複雑とか設定すごい!ができるの。それで、たいてい人気ないけどたまに人気作でる……。


 これもなろうっぽくない?



 映画だから時間制限あって、八場くらいが丁度いいだけで、ようはお悩みの


『細かな起承転結の積み重ねが、おおきな起承転結に組み込まれていく』と一致していた


と、構造的には同じ。同じなんだけど、言い方一つで難しく思っちゃうの。なんでか? 教える人が金儲けしたいから。


 だって1000字くらいで分かるものを、100時間とかかけて、高い授業料とって解説してるんだよ。面倒くさくしないといけないじゃん!


 シンプルに考えればいいだけ!

 自然にみんな書けているから。

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