第10.5話

 まるで女神のようだと思った。

 シャガは彼女を一目見て、瞬く間に虜になった。

 夕陽に染められたのかと思うほど鮮やかな朱い髪はシニヨンにまとめられ、ほんのりと色づいた頬の赤は、雪原にぽつんと咲いたプリムラに似ている。長いまつ毛の下でくるくると輝く瞳はルビーの緋。深みのある穏やかで温かな声は、きっと神を蔑む悪魔をも改心させる。

 この時はまだ、彼女は聖女などと呼ばれていなかった。

 とある医師の助手にすぎない、ただのヘデラだった。

「まことに申し訳ありません。小さな村ですので立派な宿もなく、こんな古びた医院でお休みいただくことになり……」

 老医師の後ろに控えていたヘデラに見惚れていたシャガは、しばらく彼が頭を下げていることに気づかなかった。殿下、と護衛に耳元で囁かれて我に返り、「仕方ないさ」と肩をすくめてから顔を上げさせた。

「吹雪がひどすぎて前に進めないしね。むしろ謝るのはこちらの方だ。真夜中に押しかけたうえ、病人を診てくれ、ついでに一晩泊めてくれと頼んだんだから」

「お心遣い感謝いたします。王族の皆さまが普段使っておられるような立派なベッドではないでしょうが、ごゆっくりお休みください」

 医師が下がり、部屋にはシャガたちとヘデラが残った。彼女はベッドで横になる若い男に近づき、水の入ったコップを差し出していた。

 小さな村ゆえ、医院も小さい。患者用のベッドは三つしかないのに対し、シャガたちは五十人の大所帯だった。部屋に入りきらなかった者は別の診察室や、医師が暮らす物置小屋のような家に追いやられている。

「殿下、申し訳ありません……」

 苦しそうに咳きこみながら、若い男が身を起こす。シャガの側近だ。

「私のせいで、このような場所に足止めを……」

「全くだ。お前が病に倒れなければ、もっと早く、」

 先に進めていたのに、といつもの調子でなじりかけて、ヘデラが目に入った。彼女は咳こむ側近の背を何度もさすり、眉を下げて「大丈夫ですか」と訊ねている。いけない、このままでは病人を責める慈悲のない王太子だと彼女に誤解されてしまう。シャガは言葉を飲みこみ、代わりに笑ってみせた。

「気にしなくていい、お前のせいじゃない。猛吹雪のせいで遅れたんだ。まさかここまで荒れるなんてね」

 おかげで先を行っていた父王とはぐれるし、道に迷うし、古ぼけた医院に泊まる羽目になった、とまたしても漏らしかけ、寸前で思い止まった。臣下思いの温厚な王太子。脳裏に浮かんだのは五歳年下の弟だ。癪に障るが、ここは弟を真似てみるのが良さそうだ。

「朝には出られるだろうし、ゆっくり休んでおけ」

「こちらのお薬をお飲みください。すぐに良くなりますから」

 ヘデラが緑色の粉末を差し出す。薬草をすり潰したものだという。側近は小さく礼を言い、口に含んだ粉末を水で一息に流し込んだ。よほど苦かったのか、吐き戻すのを必死に堪えるように目をぎゅっと閉じていた。

 シャガは古ぼけたベッドに腰を下ろす。今にもへし折れそうなほど軋んだ。王宮のふかふかとしたベッドとは雲泥の差だ。

「父上は大丈夫だろうか」

「分かりません」と首を振ったのは護衛である。名をシロンと言う。

「もしかすると、陛下もどこかで足止めをされている可能性はあります。いずれにせよ明日にならなければ、なんとも」

 結局、天候が回復したのは翌日の昼だった。

 医院を発つ直前、父が寄こした使いが来た。父もここからしばらく下った先の別の村で足止めを食らっていたらしいが、そちらは明け方に吹雪が止んだそうだ。先に王宮に戻っている、と記した書には、「こんな寂れた場所に長居は出来ん」と父らしい豪傑さが滲み出る字で愚痴もあった。

 シャガは馬車の準備が済むまでの間、医院の掃除をしていたヘデラを見つけて話しかけた。彼女が処方した薬が効いたのか、シャガの側近はすっかり回復していた。

「ありがとう。彼、倒れる前よりずっと元気になったよ」

「いえ。私は何もしておりません」

 当時十八歳だったシャガより、彼女はいくらか年上に見えた。ヘデラはずっと伏し目がちでこちらをまったく見ない。王族と一対一だから、緊張しているのだろう。シャガだってそうだ。絵画でしか見たことのないような麗しい美人を前に、表情がだらしなく崩れてしまわないよう気を張って、顔の筋肉がおかしな風に引きつっていた。

「君はこの村の生まれ?」

「九歳の頃、両親が院長に私を預けたのです。院長にはお子さまが居りませんから」

 養子ということか。それ以来、ヘデラはずっと院長の手伝いをしているらしい。

 ふと彼女の髪が目に入った。今日は下の辺りで緩やかにくくり、切り揃えられた毛先が胸の前に流れている。

「珍しい髪の色をしているよね」

「……そう、でしょうか」

「少なくとも王都ではほとんど見かけないかなあ。とても特徴的できれいだと思うよ」

 びくりとしたようにヘデラの肩が跳ねた。戸惑っているのか、瞳がきょろきょろと右往左往している。そんな仕草がどことなく可愛らしくて、シャガの頬から一瞬だけだらりと力が抜けた。

 いけない、絶対に気持ち悪い笑い方をしている。慌てて気を引き締め、彼女に見えないよう、腰の後ろで自分の手のひらを思いきりつねった。

「この村から出たことはある?」

「いえ……遠出は十年以上しておりません」

「だったらさ」シャガはヘデラの手を取り、仁愛に満ちた笑みを浮かべてみせた。「僕と一緒に王都に来ない?」

「は……え?」

 ヘデラの手は彫像のように美妙で滑らかだ。気のせいか、瑞々しい白桃に似た香りもする。シロンがそばにいれば「幻覚ならぬ幻臭でしょう」と言ってくれそうだが、邪魔をされないように内緒でここに来たので、誰も訂正してはくれない。

「こんな狭くて古びたところと違って、王都は広いし清潔だし、何でも揃ってるよ。次から次に新しいものが生み出される面白さもある! 美味しいものもたくさんあるよ」

「あ、あの……」

 いささか陳腐で幼稚な誘い文句だとは思うが、下手に言葉を飾り立てるより、そちらの方が伝わりやすいに違いない。シャガが軽く手を引くと、あっさりとヘデラが自分の胸に飛び込んできた。なんて軽い体だろう。

「もちろん君だけとは言わないよ。院長夫婦も連れてきていい。腕のいい医者もいるし、紹介してあげるよ。きっと色々なことを学べる」

「いえ、殿下、その」

「うん? 住むところが不安かい? もちろん用意してあげるよ。建築に多少時間はかかるけど、その間は王宮に部屋を用意するから、そこを使うといい。ね、どうだい? この村は狭いし、閉じこもっているばかりじゃつまらないよね」

「……申し訳ありません」

 くい、と。

 無理やり突き飛ばすのではなく、控えめに押し返す弱々しい力で、ヘデラがシャガの腕からわずかに離れた。

「ありがたいお誘いですが、お断りさせていただきます」

「うん、そう言ってくれると思っ……え、なんで?」

 もろ手を挙げて喜んでくれると思ったのに、彼女の返答は否だった。

「条件が不満だった? そうだな、じゃあ……」

「私は、王都に行くわけには参りません」

「そんな、どうして」

「院長夫婦が村を出てしまうと、村人たちは歩いて一日以上かかる別の医院に行かねばならなくなりますし、殿下の仰るとおり狭い村ですが、私はこの場所が気に入っております。だから、王都へは行けません」

 それに、とこちらを見上げたヘデラの瞳は、もう揺れていない。

「私には使命があります。それを全うするまでは、いかなるお誘いもお断りさせていただきます」

「ああ、いた。殿下!」

「捜しましたよ!」

 背後からシロンと側近の声が聞こえてきた。「勝手にいなくならないでください。何のための護衛ですか」

「……悪い」

「馬車の用意が整いました。出発いたしましょう」

 シャガは呆然としたまま、よろよろとヘデラに背を向けた。

 断られるなんて、微塵も思っていなかった。涙を流して喜んでくれると。欲しいものはたいてい手に入れてきたシャガにとって、思い通りにならないものがある、というのはそれなりに衝撃だった。

 ――でも、諦められない。

 シャガの深緑色の瞳に灯ったのは、執念と陰湿さに満ちた妖しい炎だった。


 その後も何度か、シャガはシロンと側近だけを連れて村に向かい、王都に来ないかとヘデラを誘った。だが、返事はいつでも否だ。

「どうしてなんだ? 王都に来た方が楽しく暮らせる。王宮お抱えの医師にしたっていいのに、ヘデラはいつも首を振る!」

「それほど使命とやらが大事なのでしょう」

 自室で机を叩きつけたシャガに、やれやれと言いたげに側近が首を振る。「彼女は殿下の気持ちをお分かりでないのです」

「しかし殿下。なぜそれほどまでにヘデラさんに固執するんです? どこにでもいる普通の女性だったように思いますが」

「シロンの目は節穴か。あんな美しい女性がどこにでもいると? いや、いない! 僕の地位と権力にしか目のない下品な女たちとは違う、淑やかさと可憐さを内に秘めていたよ、僕はそれを見抜いたんだ! スペネだってそうだろう。彼女に看病してもらって、どうだった?」

 名を呼ばれた側近は「殿下の仰る通りです」とうなずいた。

「いくら上流階級、それも王族相手とはいえ、突然押しかけて来られたらいやな顔をしようもの。しかし彼女にはそれがありませんでしたねえ」

「そうだろう、そうだろう! 慈しみに満ちた心を持っているんだよ、ヘデラは! 外見だけじゃなく性格まで清らかだなんて、ああ、まさしく女神だよ!」

「……よほどヘデラさんを気に入ったんですね」ですが、とシロンが悩ましげに腕を組む。「知っているのは彼女の名前と暮らしている場所だけでしょう。趣味だとか、医院の手伝い以外は何をしているのかとか、殿下はご存じないじゃありませんか」

「お前はあれか? 恋人になるなら、事前に何もかも把握しておきたい性分か?」

「そうは申しておりませんが……」

「愛し合うのに理由なんていらない。違うか? 重要なのは『好きか嫌いか』だと僕は思うね」

 翌日、シャガはまたヘデラの元を訪れた。公務が滞っているとシロンは苦い顔をしていたが構うものか。今日は医院の裏手にある薬草園にいるというので顔を出すと、小型ナイフを片手に薬草を摘んでいるところだった。

 ヘデラはシャガに気がつくと、優雅に腰を折って挨拶を述べた。洗練された仕草さは庶民の生まれとは思えない。彼女の生家はそれなりに裕福で地位があったのだろうか。

「やっぱり王都には来てくれない?」

「申し訳ありません」

「うーん……あ、作業中だろう。忙しいだろうし、手は止めなくていいよ。僕も手伝う」

「そんな、殿下のお手を煩わせるわけには」

「気にしないで。このあたりを取ればいいのかな?」

 しゃがみ込んで薬草を根元から手折る。ツンと鼻をつく嫌なにおいがした。茎の断面から滲みだした白い液体がにおいのもとのようだ。

「さすが殿下。民の仕事をお助けになるとは、将来君主になるに相応しいお心遣い」

 感動したように目を潤ませるスペネと反対に、シロンは眉間に皺を寄せたままため息をついていた。

「ほら、お前たちも手伝え。そうすれば早く終わるだろう」

 そのぶんヘデラと話す時間も増えるし、王都への誘いの説得もはかどる。

 ヘデラはしばらく恐縮していたが、やがてシャガと並んで、時には指示を出しながら作業を再開した。

 この薬草は何に使うのか、どんな病に効くのか聞いたりしているうちに、時々ヘデラの笑顔が見られるようになった。口の端をほんの少しだけ上げる、柔らかで上品な笑い方だ。げらげらと声を上げて腹を抱えるといった粗野さは全くない。

「あっ」

 ふいにヘデラがナイフを落とした。「どうしたの」と目を向けると、彼女の人差指に赤い線が入っている。薬草を切ろうとして指まで切りつけてしまったようだ。

「大丈夫?」

 シャガは努めて平静に、手巾で彼女の傷口を包み込んだ。汚れ一つない真っ白な生地に、ヘデラの紅い血がじんわりと染み込んでいく。

 本音を言えば、彼女を傷つけたナイフが憎らしかった。美術品とも言えるヘデラを害したのだ。今すぐにでもナイフを叩き折りたかったが、今はヘデラの傷を治療するのが先だ。幸い薬草園だし、切り傷によく効く薬草はあるだろう。

「申し訳ありません。大切な手巾が汚れてしまったでしょう」

「いいんだよ。こんなの王宮にいくらでもある安物だし。痛くないかい?」

「は、はい……」

 シャガが顔を覗き込むと、ヘデラがさっと視線を外した。照れているに違いない。

「どんな薬草が一番いいんだい? それより先に水で洗い流した方がいいかな」

「も、もう大丈夫です。痛くありませんから」

「無理はよくないよ。ちゃんと治療しなくちゃ……スペネ?」

 シャガに言われるまま、黙々と薬草摘みを手伝っていた側近が、ヘデラを見て目を丸くしていた。戸惑ったような、感激したような、何とも言えない表情だ。

「どうした?」

「あ、いえ……それより早く傷の治療をしてさし上げませんと」

「そうだな」

 行こう、とヘデラの手を引いて立ち上がる。

 手巾に隠された指に傷がもう残っていないことに、シャガは気づいていなかった。


「な、なんだ殿下のあの顔。この世の終わりみたいな顔してるじゃないか」

「また――というかやっぱり、彼女に断られたんですよ」

「お前たち……うるさい……」

 ひそひそと声を交わすシロンとスペネに、力のない弱々しい声で訴えてから、シャガはベッドにうつ伏せで倒れ込んだ。握りしめた拳の中には、ヘデラの血を吸い込んだ手巾がある。

 ヘデラの元に通い詰めて半年が経ったが、彼女の答えは変わらなかった。

 だがシャガが落ち込んでいるのには、あと二つ理由があった。

 まず一つ。昨日、思いきって訊ねたのだ。「僕のこと、好き?」と。

『私のようなもののもとに出向いて下さって感謝はしておりますし、殿下のことは慈悲深いお方としてお慕いしております。ですが、申し訳ありません』

 そう言って頭を下げると、ヘデラはシャガに背を向けて去ってしまった。呼び止めようと伸ばした手は、力なく空を切った。

「あれはつまり、嫌いってことかな」

「『お慕いしております』と彼女は言ったんでしょう? きっと『好きです』と正直に言えず、照れ隠しで誤魔化してしまって、ゆえの『申し訳ありません』ではないかと思いますねえ」

「スペネの言葉にも一理ありますが、私はそうは思いません。殿下を傷つけないために明言を避けたのではないかと」

 臣下二人の意見が真っ向から対立するなか、シャガは手の中の手巾をぼんやりと見つめていた。

 落ち込む理由二つ目は、父の言葉にある。そろそろ結婚を考えよという父に、「僕はヘデラ以外と結ばれるつもりなんかない」と宣言したのだが、

『身分も違ううえ、どこの生まれかも定かでない娘を王家に入れられるものか』

 父はシャガに政略結婚を求めているのだ。一週間近くヘデラとの結婚を訴えてきたが、最近では用件を言う前に「諦めろ」と追いやられてしまう。

「陛下はヨルザの王女を殿下の妻にとご希望だそうですねえ」

「姉の方は男好きで戦好き、妹の方は根暗なくせに誇りだけはあるっていう面倒くさい王女たちじゃないか。絶対にいやだ! 僕はヘデラと結ばれたいんだ!」

 どうして自分はこれほどまでにヘデラを求めるのだろう。女など他にいくらでもいる。だが彼女ほど純真で、秀麗な女性はいない。シャガにまったく媚びないし、自分の意思をしっかりとぶつけてくれる。

 それに、自分の使命――まだ教えてくれていないから、それが何なのか定かではないが――とやらにひたむきな姿が、これ以上ないほど眩しかった。

 その眩しさで、シャガの行く先を照らしてくれるのではないかと思うほどに。

「ヘデラ……ヘデラ、ヘデラ、ヘデラヘデラヘデラヘデラヘデラヘデラヘデラヘデラ……」

 何度も何度も彼女の名前を呟いて、手巾を握りつぶす。

 ――ヘデラがそばにいてくれたら、僕は幸せなのに。

「ひとまず殿下。今日はもうお休みになられては? 明日の朝も早い、」

「――そうだ、なんで気付かなかったんだろう」

 急に身を起こしたシャガに、そばに来ていたスペネはいくらか驚いたように後ずさった。

「そうだ、そうだよ。簡単なことだ!」

「な、何がでしょう」

「名案だ、素晴らしいよ! 僕はヘデラがそばにいてほしい。でも彼女は全然うなずいてくれない! スペネ、シロン、お前たちならどうする?」

 二人は困惑したように顔を見合わせる。答えを待つのももどかしくて、シャガは乱暴に髪をかきむしった。

「ああ、もういい。何も思いつかないんだろ? でも僕は違う。お前たちみたいな頭の回転が遅い奴らとは違うんだ。いや悪い、こんな簡単なことに気づかないでいたなんて、僕もなかなかにばかだけど、それはいいんだ」

 シャガは枕の下に手を突っ込んで取るべきものを取ってから、シロンにずかずかと歩み寄った。

「なあシロン。お前はヘデラが、僕のことを嫌っているんじゃないかって言ったな?」

「は……」

「言っただろ。スペネは違うと言ったのに、お前は『私はそうは思いません』って。言ったな?」

「……申し訳ありません」

「許す、だなんて簡単に言うと思ったか?」

 す、と。シャガは後ろ手に隠していたそれをシロンの前に掲げた。

 枕の下敷きにされていた、護身用の短剣だ。見せびらかすようにゆっくりと鞘から引き抜くと、白銀の刃がぬらりとロウソクの炎を反射した。

「……殿下?」

「僕はね、欲しいものはなんでも手に入れてきた」

 動くな、とシロンを無言で睨んだシャガの唇が、狂喜的な笑みの形に歪んだ。

「そのためなら、なんだってする」

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