バーのマスターと客。フランクな距離感だからこそ、話せることがある。

知らない人には話さない。
親密な人には話せない。
でも、誰かに話してみたい。

そういう悩みや疑問を持ってる人、世の中には少なからずいらっしゃいますよね?
この小説に登場するバーにも、上記のような悩みや疑問を抱えた人たちが訪れます。そんな悩みや疑問を抱えた彼らの話を聞くのは、このバーのマスター。
バーのマスターと話をすることで、お客さんの悩みや疑問は解消していく???

基本的には1話完結で、1話ごとにマスターと話すお客さんが変わっていくタイプの物語です。
他人との関係を深めすぎないマスターのキャラがいい!
根掘り葉掘り聞かれないからこそ、お客さんたちは安心して話せるのかな?って思いました。
それに、マスターのもとに持ち込まれる悩みや疑問のチョイスのセンスもとてもイイです。読んでいて何度もハッとさせられることがありました。

短時間で新しい視点にサクッと触れられるクスパもクオリティもいい作品です。

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