応援コメント

第2話 無敵の人」への応援コメント

  • コメント失礼します!

    この作品は腹を空かせて読むのが正しい作法とすら考えさせられる。連休中に貪欲に膨らんだ食欲に、これはドンピシャだ。

    主人公の背景と賄い飯の対比が見事に感じるのは、描写から否応なしに伝えられる料理の温度感ですね。かつて食した海鮮丼と冷たいお茶の感覚が温度で口の中に蘇ってくる。

    ご馳走様でした。


    作者からの返信

    コメントありがとうございます!

    飯テロは良いですよ。
    特に夜中にお腹が空きがちな今の時間は(嫌なやつ)。
    富山は米が美味いんです。水も美味いし魚も美味い!
    だから太った。富山に帰ってきてから激烈に(泣)。

  • バーナーで炙ったらそりゃ美味しいでしょうよ……賄いおいしそうです!

    冒頭の記述は少し違和感がありましたが、後で納得です。

    >もしかしたら、僕が色々なものを失っても、皮一枚繋げてまともに生きていけるのは、一杯の美味しいご飯が食べられるからかもしれないと思った

    構成もよくできていて本当に面白いです。

    作者からの返信

    Tohnaさん、コメントありがとうございます!

    めちゃくちゃ美味しかったです!
    ここでは敢えてインパクト重視で違和感のある文章を最初に持ってきて、主人公の底辺感を表したかったのですがどうでしょうか。
    逃げ場のある主人公だと、どれだけ辛いと書いても、陳腐に見えるので、最初の極限状態から、徐々に得たり失ったりして癒えていく主人公を書こうとしました。


  • 編集済

    賄いの描写が素晴らしいの一言です。コメントへのお返事で、大人の小説とのご意見、その通りと思います。そして、主人公の思いも分かるところがあり、少し目頭があつくなりました。
    展開、提示の目論見等も見事で、首頷しながら先を読ませていただきます。

    作者からの返信

    淀川さん、コメントありがとうございます!

    >賄いの描写が素晴らしい
    お褒めの言葉、ありがとうございます。
    ほとんどの人に褒められるのですが、正直、飯の描写はコンプレックスで封印しようかとも思ったほどです。一つだけ強い特技を持っていると、他が霞んで読後に飯だけ読者に残してしまうのは勿体なさすぎるからです。
    なので、その他の部分も際立たせられるよう、飯は名脇役として頑張って貰います。

    本当は、読者に仕掛けがあると気付かれずにさらっと書けたらかっこいいんですけどね。笑
    ともあれ、読んでくれた人に沢山の物を嬉しく持ち帰って貰うために、同じく作品を書いておられる作者の方には解説付きで作品の意図を包み隠さず話すことにしています。

  • お寿司が美味しそうで食べに行きたくなりました
    働いてると賄いあるんですね!

    作者からの返信

    rnariboseさん、コメントありがとうございます!

    僕も初めて食べた時は感激しました!
    バイトは平日の一日シフトの時だけ食べることが出来て、揚げ物の日もあれば煮付け、海鮮丼やカレー、うどんなど、結構ランダムです。

    職人さんたちはカップ麺追加で食べてますね。
    土日祝日に当たらないのは、食事係が休みで簡単な料理で済ませているから出すのも申し訳ないという意図があるっぽいです。

  • 人はお腹が満たされると、

    心も満たされると、聞いた事が有ります。

    揉めた相手を酒に誘うのも、

    そういう意味があるのかもしれませんね。

    悲壮感や劣等感、色々な心情が交差する、

    感慨深い2話ですね。

    作者からの返信

    那月さん、コメントありがとうございます!

    一話目は、話に説得力と専門性を与えるために寿司屋の仕事を見せて、二話目で修二の現状と、心の中の隙間を満たして日常を生きながらえさせるアイテムとして食を書いています。
    そもそも僕は、物語を通して、人の心の中にできた隙間を、経験を通してどうやって埋めていくかひとつの解決策を書きたいのです。
    優しい物語の中で、解決しきれない問題をどうやってやり過ごして生きていくか。それが、大人の小説だと思います。

  • 何のために元首相銃殺の話を持ってきたのかと考えながら読んでましたが、容疑者を自分自身に重ね合わせるとは思いませんでした。

    >僕と彼を隔てているのが、皮一枚のような気がする。その皮一枚が何なのか。もしそれが小説だとして、書けていない僕は誰かを殺してしまうのではないだろうか。時折、無性に強い怒りが起こり、衝動的に何か殴りたくなるが、僕の理性はそれを押し留め、一時的な身体の震えに転化してくれている。

    このあたりの文に、実感がこもっていて鋭いなと感じました。

    作者からの返信

    サンダルウッドさん、コメントありがとうございます!

    正直、ここの政治を絡める部分、僕はあまり好きじゃないので書き直そうか迷いました。
    ただ、こう書くしかなかった。修二の立ち位置に最短で触れて、なおかつ時勢にもあってる描写はこうするしかなかった。
    政治を小説に持ち込んで、あーだこーだ言うのは醜いんですよね。僕の感覚だと。

    僕、彼女も妻も、まともな家族もいない無敵の人なんですけど、やりたいことをやって生きても、結局は文句も不安も出ますね。それを知れただけで収穫だったと思います。

    欲を捨てて世捨て人になると、意欲につながる欲も無くなって、一般的な欲を満たすために生きている他人とは透明な壁一枚隔てたところにいる気分になります。

    多分、僕はこのまま、どんどん透明になってひっそりと消えていくんだと思います。
    僕は人殺しをしませんが、社会との繋がりを絶っていくと、愛や他人からの興味の求め方を殺人に頼らざるを得なくなるのかも知れないなと感じました。


  •  かわいがられてるな修二。

    作者からの返信

    富山さん、コメントありがとうございます!

    ありがたいことに、修二は店の人に可愛がってもらえています。
    世の中、割と辛いことのほうが多いと思いますが、それでも立ち向かっていけるのは、社会の一部として周りに支えられていると実感できることだと思っています。

    意外と、社会の歯車も悪くはないのかも知れません。

  • お話の中のことだけれども、主人公のように実直に生きる人こそ報われてほしい、とひそかに思っています。

    作者からの返信

    一之森さん、コメントありがとうございます!

    実直に生きても、報われない事のほうが人生は多いですが、それでも美しく生きたいと願えるだけの感性を持ち続けていきたいものです。