『深夜ラジオ周辺論』

 主人公が大学の課題であるラジオ放送をするというために、日常の出来事を語っていくという作品です。
 目に見えること、講師の趣味、旅行へ行ったことなど語っていく中でのタイトルSUPERNOVAの回収はとてもきれいだったので読後感もめちゃくちゃよかったです。
 表現描写が美しく、頭の中で景色を組み立てる読み方をする人、ふとした日常を切り抜いた作品が好きな方、どことなく不思議な世界や近未来が好きな方にオススメの作品です。