【毒をもって毒を制す】可愛い悪霊ちゃんのえげつないハンティングは必見!

自室でホラー映画を見ていただけの玲亜くん。彼は映画から飛び出してきた悪霊少女のセリエルに殺されかけそうになり、でもアイスクリーム美味しいね、契約おっけーだよ──そんな、ほのぼのとした九死一生の一幕から物語は始まります。(注、実際の悪霊少女ちゃんはこんな喋り方をしません。もっとナイフのように鋭いです)

【ここが良いところ①】
悪霊少女ちゃん。映画の中では大量殺戮をしていました。『悪霊だけど本当は悪くない子だし人も殺しません』という設定的な悪霊ではなく、『理由はあるけど人間をたくさん殺しました』というガチの悪霊さんなので、突然、凶暴性を発揮するのではないかと、期待しながら……じゃなかった、ドキドキしながら読めます。

そんな彼女が他の悪霊と出会ったらどうなるのか。はい、待ちに待った『狩り』の時間が始まるわけです。まだこのレビュー時点では1場面しかありませんが、容赦ないドSな断罪シーンは必見!(でもこのシーンを読んで、なんかブチブチした食感のものを食べたくなった方は、たぶん病んでいます)

【ここが良いところ②】
ギャラクシー・シャークVSヤマタノオロチVS皇帝ペンギン

急になに言ってんだ……と思った方。ええ、なにを言ってるんでしょうね。補足はしません。


全体として、会話文もスルスル読めますし、悪霊少女以外のキャラ立ちもしっかりしていて、隙なく完成度の高い作品だと思います。

興味を持った方、是非ともお読みくださいませ!

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