夏が終わる。

夏休みも残り少なくなった。

いや、この文章を投稿する頃には、もう学校が始まっているかもしれない。


暗くなると風が涼しくなり、虫も鳴き始めて

夜が心地よい季節になってきた。


今年の夏はあまりにも暑すぎたせいか、

心なしか蝉の鳴き声もあまり聞こえなかった。


夏らしくない夏。

そんな夏も、もう終わろうとしている。

個人的には夏の終わりが1番切ない気分になる。


考えてみると、夏は時間に限りがあるものが多い。

アイスはすぐに溶けてしまうし、花火は一瞬の光と音で終わる。

夏休みだって期間限定。

綺麗なものも楽しいことも、一瞬で過ぎ去って消えてゆく。


それを実物で留めておくことはできなくて

仕方なく私たちの記憶に刻んで保管する。

そしてそれを思い出した時、もう一度触れたくても

すでに無くなったものはどうすることもできない。



今日もこんなことを考えて、自ら胸を苦しめている。

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