Day2-5 授業中に先生と、クラスメイトほぼ全員と


やってしまった。


滅茶苦茶やってしまった。


ネレアは気を失っている。


それなのに全然おさまらない。



おかしい。



「どうしましたか?ヒロト君」



ベルデが声をかけてくる。



「なぁ、ベルデ。回復魔法(ヒール)って精力増強みたいな効果もあるのか……?」


「それは聞いたことがありません。でも……もしかすると」


「もしかすると何だ?」


「豊穣の女神パイロンさんの『祈祷』の効果かもしれません」


「豊穣の女神の名前はパイロンって言うのか……」


「本来『祈祷』というスキルは農作物の種や苗が植えられた畑で使うものです。ですが、男性相手に使うと男性の持つ種……が活性化するのかもしれません」


「何てことしてくれるんだ、 あのチチデカ女! 揉みしだいてやる!!」


「ちょ……ヒロト君、キャラが変わってますよ!」


「ヒロト君、ベルデさん。どうしましたか!?授業中ですよ」



先生が声をかけてきた。


なぜか授業中にネレアと接合していてもスルーしてくれているのに、私語は注意されるんだな……。



「あの……せ、先生。ひ……ヒロト君の体調に異変が……あり、ありまして」



そうだった。

ベルデは口下手だった。

それなのに先生に説明してくれてありがとう。

偉いぞベルデ。



「まぁ、どこか具合が悪いんですか?」


「どこが……と言うのは申し上げにくいのですが……。ヒロト君のアソコが異常にギンギンになっておりまして」


「それは大変!先生に見せてください」



先生が僕の方を見る。



「あ……」



そそり立った部分を見られた。

恥ずかしい。



「大丈夫ですよ、恥ずかしがらなくても。ごく自然なことですから」


「いや、眠たくて勃ってしまったとかじゃなくて、何かの力せいで異常なほど……繁殖行動がしたくなってて。あの……さっき1回はしたんですけど、それだけでは全然おさまらないんです」



先生はチラリとネレアの方を見る。



「分かりました。任せてください。先生にしていいですよ。こういう時はやりたいだけやった方がいいんです」


「多分、それでは解決しないと思いま……」


「ベルデさんは黙っていてください」


「ひゃい……!」



ベルデは何か解決方法を知っているようだった。


でも、先生は僕としたがっている。


僕もヤりたい。


いっぱいしたい。




マルティア先生とも子孫繁栄した。





それでも、やはりおさまらない。





先生もダウンしてしまった。


もう授業は続けられない。




もっと……


もっとしたい。




「ヒロト君!まだヤりたいなら、私にしてください!」


「私もいいですよ!」


「じゃ……じゃあ、その次は私に」


「私も準備ができています!」


「私にも入れてください」



クラスメイトの女の子たちが次々と立候補してくる。



「彼女はエリサさん、趣味は濃厚な絡みのある恋愛小説を読むことです」


僕はエリサと子孫繁栄した。


「彼女はフローラさん、女の特技はY字バランスです。体が柔らかいです」


僕はフローラと子孫繁栄した。


「彼女はヘレナさん、趣味は食べることです。とても美味しそうに食べます」


僕はヘレナと子孫繁栄した。


「彼女はパウラさん、うちのクラスの中で一番おっぱいが大きいです。あ、ヒロト君!彼女は豊穣の女神ではありません。憎しみを込めながら腰を打ち付けてはダメですよ!」


僕はパウラと強烈に子孫繁栄した。


「彼女はハンナさん、……えーと、彼女は元気で明るいです」


僕はハンナと子孫繁栄した。





僕は教室にいた女の子のほとんどにした。




それでも


僕のアソコは


天を衝く勢いのまま


そそり立っていた。

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