第6話 お引越しとお留守番

朝になるとヒナが入った調理ボールはちょっぴり冷えていた。

今年は5月とはいえ朝晩が肌寒い。


使い捨てカイロはもうない。


『仕方ない! ヒナの為だ』

私の冬の友フットウォームを貸してあげよう。


※フットウォームとは!

ホットカーペットを台型にしたもので、そこに足を入れると「あったか~」という優れものなのだ。

ちなみにAmazonでは3500円ほどで買える。


この台形のフットウォームをひっくり返せば「あったかハウス」の出来上がり。

段ボールの屋根を張り、くしゃくしゃに丸めたキッチンペーパーをしきつめる。


そしてお引越し。


ヒナはペーパーを繕って上機嫌のようす。


・・・・・・

・・


8:00


お姉ちゃんが来た。


ヒナを見せると『可愛い、ちょうだい』とちょっと無理なお願い。

餌を付けた綿棒に食らいつくヒナを面白がっていた。


〇ご飯が食べたくなると「ピッ ピッ」と鳴き始める。

□そのう が膨れるまで餌をやる事。

◇2回餌、1回水の順番にしてあげるとヒナが喜ぶ。


以上の3つ事項を姉に伝える。


『ヒナ、すぐ帰るからいい子にしていてね』


私はお弁当屋さんのアルバイトに出かけた。

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