❁逢ったことがある

「幼い頃の記憶が戻ったのか!?」

幼い頃の記憶?やっぱりさっきのアレは俺の記憶だったんだ…でも俺が覚えていた記憶ではよく一人で遊んでいたのを覚えている。いったいどっちの記憶が正しいんだ?

「記憶が戻ったかどうかはまだ分かりません。でも、紫雨さんとキスしたときに記憶が頭に流れて来たんです」

「そうか…まだちゃんとは思い出せないか」

俺の記憶のことでなんで紫雨さんはそんなに悲しそうな顔をするんだ。やっぱり紫雨さんと俺はなにか関係があったんだ。

「さっきの質問に対して回答するなら俺は神楽と逢ったことがある」

じゃあなんで会ったことがあるのに俺は忘れていたんだ?それに俺の中には偽りの記憶があったっていうことだったんだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る