漆黒の銀翼の護衛任務の結構当日、俺、鴉黒斗は漆黒の銀翼の制服を着ながら高級ビルのホテルの見回りをしていた、何より神であり妖怪でもある八咫烏のそしてその能力を移植手術してからか人のだす微弱な電気やプラズマすらも感知できるようになっていた、そして不思議だったが能力の適合者までも自然となんとなくではあるが感覚でわかっているのだ、銃とナイフをちゃんと確認した後、俺は深呼吸してから護衛対象のいるホールに入った、霊羽は俺に「遅いじゃない！酒呑童子の能力使って下級妖怪の気配はずっと確認してるのに！」と怒られた、確かに酒呑童子の能力も神であり妖怪である八咫烏に匹敵している、そしてその能力を使い霊羽はずっと監視を続けていたのだ、そしてその反動で彼女の身体は酒呑童子と同じ存在つまりは鬼の一族に限りなくちかくなるリスクを霊羽は自分で理解しながらだ、だが霊羽もある存在が心のどこかに引っかかっていた、それはこのホールに明らかに場違いな格好の人物がいたからだ、グラビアモデル顔負けの美しいスタイルに北海道の海のような青色のツインテールの髪に赤色のアイヌの紋様をあしらった髪留めそしてまるで宝石のルビーのような焚き火の炎のような紅蓮の瞳に北海道の民族であるアイヌの紋様をあしらった青と白のラインのはいった民族衣装そしてまるで彼女の好みなのか白と青色のラインのニーハイソックス、そして彼女からもある能力の気配を感じていた、八咫烏や酒呑童子に匹敵するぐらいの途方もなくとてつもない力だ、八咫烏から聞いたことだが北海道には北海道には神は自然やありとあらゆる全てに存在するという考えがあるそしてそれを神威という考えだ、彼女がもしその考えをもっているのなら八咫烏に匹敵する能力を秘めていてもなんらおかしくはないからだ、霊羽と俺は彼女のもとにいった、もっともこの時点でボディガードというのは漆黒の銀翼の制服で誰からもすでにバレバレだが、霊羽がまず彼女に「はじめまして！伊邪那美霊羽、こっちが鴉黒斗、あなたの名は？」と聞いた、その瞬間彼女から青色のオーラが放たれたおそらく威嚇の意味を兼ねているのだろう、そして彼女は俺と霊羽に「はじめまして！私の名は遠野神威、秋田の目には見えないものたち妖怪がいる土地の遠野に北海道のアイヌの言葉で神って言葉の神威よ、2人ともこれからよろしくね！」と俺はその時、なんとなくではあるが直感でわかった彼女が次の漆黒の銀翼に所属するメンバーだ、彼女の名から俺はおそらく生まれは秋田の遠野、北海道でアイヌ民族としばらく一緒に暮らして彼女のもつ名の神威という意味を彼女なり考えたのだろう、それに彼女は本能で伝わるぐらい北海道で自然の動物相手にかなり戦い慣れている、そしてそれは俺も霊羽も嫌でもわかるぐらいだ、にしても下級妖怪が大物を狙うのはただごとではないのも確かだ、明らかにこの件には人の言葉を話せるうえ理解できる妖怪が明らかになんらかのかたちでまず一枚噛んでいるのは間違いない、にしても神威、彼女も護衛任務で来ているのはわかりきっていたのだがいかんせんアイヌの紋様をあしらった衣装はいい意味でも悪い意味でも目立ちすぎていた、そのためまわりのドレスや紳士服を着飾った大物たちからしてみれば神威、彼女は明らかに俺たち漆黒の銀翼と同じ田舎者の扱いを受けていたからだ、そしてだが何故かははっきりとはわからないのだが八咫烏と契約して能力を移植手術している俺、鴉黒斗と酒呑童子と契約し能力を移植手術している伊邪那美霊羽、そして彼女、遠野神威だけが敵である下級妖怪の奇襲すら未来を予知したかの如くはっきりとそしてそれがはっきりと手に取るようにわかっていたのだ、彼女、遠野神威、もし彼女がその身体にアイヌの神と呼ばれるカムイを宿しているのなら未来を予知できたのは納得がいく、明らかにカムイと呼ばれる存在は神であり妖怪である八咫烏、鬼の一族の童子である酒呑童子と同等の存在だからだ、そしてカムイは八咫烏、酒呑童子などの妖怪という存在を上回る高次元の高みの存在として妖怪側でももっぱら噂話程度で広がっているからだ、だからすでにこの時から彼女は俺と霊羽と同じ世界を紡ぐ存在にすでになっているからだ、そして世界を紡ぐ存在、そしてその存在は人間も妖怪をも超えたはるか高次元の存在とされているからだ、そしてそのため妖怪側でも世界を紡ぐ存在は高次元の存在とされているのだそう考えていると俺たちのいる突然ホールに爆発が起きた、案の定、下級妖怪の鬼の一族である餓鬼が群れで奇襲を仕掛けてきたのだ、俺と霊羽は神威の前で銃とナイフを抜くと構えて戦闘態勢に入った、ホールにいる大物たちは雷羽が銃とナイフをもってすでにこの時点から避難させていた、そして下級妖怪の餓鬼の群れと空になったホールには俺と霊羽、雷羽、神威の4人が残った、神威はアイヌの紋様が入った小刀を構えて戦闘態勢に入っていた、そしてこの戦いで俺たち4人はその自らの能力に覚醒し変身を遂げることになる。