〜夢と空想の探求と想像〜

カオさん

夢を持つ事の義務感。

———夢が出来た。


またすぐ変わるだろう....

いーや、そんなことは無い。


今までずっとそんな思考のループを続けてきたが、今回は違う。

心構えが違うんだ。目だって覚悟を決めているようにキリッとしているよ。


夢が出来たことを友達に話した。



「夢が出来たんだ!絶対に叶えるんだ!」



そう言うと友達は、

『夢があっていいね。叶うといいね。』と言う。


「............」



———そっちは夢って無いの?



聞かない方が良かった気がする質問をつい問いかけてしまった....

すると友達は口を開く。



『夢....あるよ、あるけどそれは夢なのか分からない。

夢はお前にとってなんだ?長期的か?短期的か?

すぐに叶えられるのが夢か?努力や経験を積んで達成するのが夢か?

俺にとって夢は"長期的"だ、その上達成しないのが。』



達成しない夢が彼にとっての...."夢"

彼曰く「簡単じゃつまらない」だそうだ。


夢か....どれほど思い悩んだか分からないほどだ

今まで夢を持つことに"義務感"を感じていた....持たなくては自身の将来が....って。

夢を持つことで安心を得たかった。今後の人生の行先を見つけたかったんだ....。


義務感の他に言うなら、「そうした方がいい」っていう考えだ。"夢は在るべき"...又は"あった方がいい"という考えが昔の俺にはあった。


夢は無くてはならない存在でもない

あった方がいいのは確かだ。あった方が人生の道が"楽に"決められるからそれは間違いない。

しかし大人になる年齢になって夢がない場合でも、夢は時間がある限り作れる。

どれだけ簡単でも、難しくても、自分がやりたいことを生きている間に見つければそれでいいんだ。


この世には広いものが3つある

【海】【心】そして【未来】だ。


その為にも夢は"あった方がいい"

俺には夢が昔からあった。だから今に至るまで夢が中々定まらない人の気持ちをあまり分からない。

「きっとこういう気持ちなんだ」と想像することしか出来ない....。

だから夢があった方がいいと言うのも、そんなこと無いかもしれないのに無責任に感じてくる....「そんなこと分かってる...!」と思っている筈なのに.....。


夢は残酷だが、ある者にとっては簡単に諦めることは出来ん。辛い場面に出くわしても、自身の誇りと夢の為と思えば辛くともやっていけるさ。


夢を見るなら、寝ている暇は無いだろうさ



———見たい夢を、見たい時に———

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