僕の力はタックさんに対して有効に作用している。


 それを認識した僕はフッと力を抜いた。ずっと力を行使してきたこともあり、精神的にも肉体的にも疲労が限界に近くなってきたのだ。


 ゆえに僕は少し力を抜き、ひと息をつく。少しの間なら問題ないだろう。




 ――でもその油断が命取りだった。


 ふと後ろを向いてみた時にはすでに手遅れ。眼前に鎧の騎士が迫り、巨大な拳がこちらに向かって振り下ろされてきていることにようやく気付く。もはや回避する余裕は数秒もない。


 結果、僕は鎧の騎士の強烈な一撃を食らい、意識を失った。



 BAD END 7-2

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る