② 幼馴染

 最初のシチュエーションはねぇ、《幼馴染》だよ。

 リクエストをコメントで送ってね~。


 あ、さっそく来たね。えーっとぉ……。


【ツンデレ幼馴染をお願いします】


 は~い。カズヤさん、ありがとね~。ツンデレかぁ。定番だよね~。

 コホン。じゃあ、いくよ。


『あんたのためじゃ、ないんだからねっ! か、勘違い……しないでよねっ!』


 はーい、どうだった~? 言っててミーアもちょっと恥ずかしくなっちゃった。

 それじゃあ次いこっか。次はぁ……。


【ツンデレ風に次のセリフを読んでください】


 ふむふむ。は~い。リョウさん、ありがとね~。

 ツンデレ人気だね~。それじゃあいくよ。


『そんなこと言われたら、恥ずかしいじゃないの……。もう、ばかぁ~!』


 こんな感じでいいの? え、完璧? ありがとぉ、うれしぃ~。

 あ、コメントたまってきたね。次、いこっか。


【幼馴染が長年想い続けた相手に告白するシチュお願いします】


 サトウさん、ありがと~。告白かぁ。いいね、青春って感じだねぇ。

 じゃあ、いくよ。前半は伏し目がちで、後半は上目遣いを意識して聴いてみてね。


『あのね、私、ずっと君のことが好きだったの。だから、私とお付き合い……してくれないかな?』


 どう? どう? あ、コメント限界化してる~。ミーアも心を込めた甲斐があったよ~。

 じゃあ次で幼馴染は最後にしようかな。えーっと、これにしよ!


【幼馴染が告白しながら、本当に好きなんだと気づいた感じのやつできますか?】


 ナオキさん、ありがと~。なるほどねぇ。分かるよ。うん、分かる。

 じゃあ、やってみるね。幼馴染がいない人もミーアを幼馴染だと思って聴いてね。


『私ね、君のこと、好きになっちゃった、かも……。ううん。私、君のことが……好き!』


 どう? こういうのでいいんだよね? あぁ、良かった~。

 それじゃあ、次のシチュエーションにいくよ~。

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