霧に包まれた世界で紡がれる王道冒険譚

最新話まで拝読してのレビューです。
舞台は神によって再生された世界。命あるものが霧に還り、それを生者が見送る様は物悲しくもどこか美しく感じられます。
主人公のエルスは荒っぽいところもありますが、真っ直ぐで仲間思いで、応援したくなる魅力を持つ人物です。彼の成長や葛藤は物語の中で丁寧に描かれており、読んでいるうちに自然と感情移入しています。
ヒロインのアリサも、物語が進むにつれ主体性を持ち成長していく様子がはっきりと分かり、どんどん好きになりました!このようにキャラクターひとりひとりに物語があり、話が進むにつれ愛着が湧いてきますね。
また、この作品は戦闘描写が巧みです。相対する敵やシチュエーションによる戦い方の違い、仲間たちの連携、躍動感などが伝わり、どの戦いもそれぞれ異なる印象と面白さを感じます。
少しずつ主人公や世界の謎が明かされていく中、これからの展開も楽しみです!
乱筆失礼いたしましたm(_ _)m

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