24話 二人の騎士〈後編〉

「いっ、つつつ……」


 地下水路の中でアルマは落下した際に打った腰をさする。


「ハーツ、大丈夫か?」


 すぐ隣でハーツが倒れていたが、意識はあるようですぐに起き上がった。


「……破損は無し。問題ない」


 アルマは穴が開いた天井を見上げた。機械兵の攻撃は凄まじく、複数の穴が連なって開いていた。しかもかなり深く落ちてしまったらしく、見上げても空が見えにくい。


「結構落ちたみたいだな~……でも飛んで登っていけば脱出はできそうだな! 早く脱出しないとミカ達が危険だ!」


 アルマは屈伸運動をし、飛んで登る準備を整える。


「ハーツは怪我してないから自分で登れるよなっ? 早く行こうぜ!」

「……いい」

「えっ?」

「……オレはここに残る」


 ハーツは片足を曲げて瓦礫に背を預けた。


「オレがいても足手まといだ……オレのことは後回しにして早く行け」

「なっ、何言ってんだよ!? お前を置いてくなんてできるかよ! 第一お前も一緒に戦わないとアカリが…」

「戦えないって言ってるだろっ!!」


 憤りを含めたその叫びに、アルマは目を白黒させた。


「ハー、ツ……?」

「話聞いてなかったのか!? オレはゼハートの命令でラルカとして多くの機械人達を傷つけてきたんだ!! そんなオレが今更人のために戦う!? 笑えないにも程があるだろ!! オレはもう誰かが傷つくのは見たくないんだ……!! でも、だからって守りたいと願うなんて、オレにはそんなこと許されない……!! 許しちゃいけないんだよ……っ!! あいつが、キューピッドが言ってたろ……オレは心を得て弱くなったんだ……さっきので実感したよ……オレには守れる力すらもうないんだ……だから……」


 ハーツは弱々しく座り込む。


「オレは戦えない……戦っちゃいけないんだよ……っ!!」

「……」

「アルマ……だからお前が戦ってくれ……オレの代わりに、美香や明里を…」

「だあああっ!! 知るかっ!! んなもんっ!!」

「!?」


 怒りの込められたその叫びに、ハーツはびくりと肩を震わせた。


「何だよその後ろ向きな台詞!! 聞いてるこっちの心がムカムカする!! てかもう完全にムカついてるけど!!」


 アルマは拳を握りしめながら絶叫した。その顔はかなり必死だった。


「ア、アルマッ?」


 座り込んでいたハーツを、アルマが胸ぐら掴んで引き上げた。


「大体お前の言ってることマジ訳わかんねー!! 傷つくのは嫌だ、でも守れないって!? 傷つくのが嫌なら守ればいいだけだろ!! 言ってることがもう無茶苦茶すぎて意味わかんねーんだけど!! お前はそもそも勘違いしてんだよ!!」

「か、勘違いっ?」


 アルマは真面目な表情でハーツを解放する。


「心があるから弱いって? 笑わせんな! むしろ逆なんだよ、逆! 心があるから強くなれる! 誰かを守りたいって思えるし、自分もより良いとこを目指していける! 今が弱いならそこから強くなれるんだ! お前がアカリを守りたいならなおさらだ!」

「けど、オレの力は……」

「それはお互い様だ! オレだってお前と似たようなもんだ! けどそれは使い道を間違わなければいいって話! それでもダメなら、うん、ほら、あれだ! オレがいる! オレが止めてやるから! オレはサイボーグだし、心臓刺されない限りはなんてことないから! ぼろっぼろになってでも止めてやる!」

「でも、それは……」


 いつまでたっても後ろ向きなハーツに痺れを切らしたのか、アルマはハーツの頬をつねった。


「!?」

「後ろ向き発言禁止!! “でも”とか“けど”とか引きずりすぎなんだよ! 嫌なことがあったらその時はその時だ! 起こる前から考えんな!」


 しかめっ面のアルマは指を離した。つねられた方の頬をハーツはそっと触った。


「とにかく! お前にはちゃんと戦う資格はある! 誰かを傷つけてしまった分、誰かを助けるのがお前の使命なんだよ!」

「!」


 アルマのその台詞にハーツははっとなった。


「傷つけてしまった分、助ける……」

「先行ってるから早く来いよ!」


 アルマは勢いよく飛び、地上へ向かって登っていく。その様子をハーツは見えなくなるまで見つめた。


「……」


 ハーツは自身の右手を見る。


「戦う資格……」


 ──あなたには戦う理由がある。


 突然、ハーツの周囲の世界が変わる。実際に移動したわけではない。一瞬にして変化したのだ。

 周囲は輝く星空となり、地面は水面となって星空を映す。そしてハーツの目の前に現れたのは、ペイルピンク色の髪を後ろに束ねた、ドレスを着た美しい少女だった。


「お前は……?」


 少女は真面目な表情でハーツを見据える。


「あなたには戦う理由があるわ、ハーツ」


 その声を聞いてハーツは気づいた。まさにその声はあの時の声。自分に心があると教えてくれた、名も知らぬ少女の声そのものだった。


「戦う理由はただ一つ……弱き人々を救うため。そのための力があなたにはあるの」

「お前は、誰なんだっ? ずっと聞きたかったんだ! 何故お前はアンドロイド、ただのロボットだったオレに、心があるなんて言ってくれたんだ?」


「……心は誰にだってある。人にも、機械にも。ないと思っているのは気づいてないだけ」


 少女はハーツに近づき、彼の胸に手を合てる。


「あなたには確かに宿っている。誰かを愛し、優しくできる心が。その心があれば、きっと誰かを守れる。そのためにあなたは作られたのよ」

「守る、ために……」

「あなたにも出来たのでしょう? 守りたいと思う人が、ものが」


 ハーツの脳裏に浮かぶのは、ただ一人。


「……ああ、ある。守りたいものが。そいつの笑顔を見ると、心があったかくなる。だから、そいつを泣かせたり悲しませたりする奴は、オレが許さない……! オレもあいつみたいに、アルマみたいに、明里を守りたい……!」


 迷いを捨てたハーツは、首に下げたリングネックレスを引きちぎった。


 ♢


 なんとか地上に出たアルマは、再びキューピッドの機械兵とぶつかり合う。その様子を、ショッピングモールの屋上に避難していた、康二達が見ていた。


「おお~っ、アルマの奴マジで戦ってやがる!」


 康二はアルマを見下ろして感心していた。


「あっくんがんばれ~!」


 千枝はヒーローショーと勘違いしてるのか、楽しそうに跳ねながら応援している。そんな千枝とアルマを穂乃果はおろおろと見ている。ルカは自身に内蔵されているカメラで、アルマの戦闘の様子を撮影していた。この写真をSNSに上げたらバズるだろうかとふと考えながら。


「ちぃっ! しつこいおっ!」


 拮抗状態に痺れを切らしたキューピッドは、いつも帰還の際に使う棒を取り出して、上空に掲げてスイッチを押した。すると、光線が周囲に巡ったかと思うと、そこから大量の機械兵が現れ出た。


「!?」

「しばらくそいつらと遊んでな! まあもっとも……」


 後ろから美香の悲鳴が聞こえた。振り返ると、美香と明里が機械兵に囲まれていた。


「人質入りだけどね!」

「ミカ!! アカリ!!」


 二人が人質になったのを見た穂乃果が、顔を青ざめてきゃーっと悲鳴を上げた。


「おおっ!? ピンチ到来ってやつか!?」

「興奮してる場合?」

「一体でも壊してみるお! そしたらどうなるか!」


 機械兵の一体のモノアイが二人を見つめる。怯える明里を美香は抱きしめて守る。


「くそっ……!!」


 無闇に手を出すことができず、アルマはぎりっと歯を食い縛る。そんな姿に満足したのか、キューピッドがにっこりと笑った。


「うんうん、良い子良い子! てなわけで……」


 キューピッドが乗って操っている機械兵が、動けないアルマを激しく殴った。


「がっ……!!」


 アルマは東の方角に激しく吹っ飛ばされ、木に衝突した。


「アルマ!!」

「アルマ君っ!!」


 二人を囲む機械兵が、ウィーンと音を鳴らしながら動いた。


「そっちも大人しくしてるお! 妙なことしたら即なぶり殺しだお!」

「……っ!」

「ポーちゃん! とりあえずそいつ捕まえちゃって!」


 機械兵は倒れたアルマをその巨大な拳で捕縛した。


「ベーちゃんとピーちゃんと一緒にしたら大間違いだお! ポーちゃんはパワー特効型! 故に……」


 機械兵がギリギリとアルマを強く握り締める。


「ぐっ、あっ……!!」

「いくら頑丈なあんたでも一捻りだお!」


 すると、アルマの右腕からバチィッと電流が弾けた音が聞こえた。


「ーっ!?」


 そこから激しい痛みが走り、アルマは苦しそうに喘いだ。


「あ、ごめーん! 右腕ダメにしちゃったー!」


 キューピッドはてへへと舌を出した。


「でもいっか! どうせこれからじわじわと圧縮されてペシャンコになるもんね!」


 ギシギシと嫌な金属音が響く。このままいけば文字通りペシャンコだ。


「ああああっ……!!」

「アルマッ!!」

「……っ!!」


 すると、きっと顔を歪めた明里が美香の腕を振り払った。


「明里ちゃん!?」


 囲まれているにも関わらず、明里はアルマに向かって走りだした。


「もうやめてええええーっ!!」


 機械兵の一体が明里に向けて腕を伸ばした。


「明里ちゃんっ!!」


 腕が明里に迫った、刹那だった。突如、アルマとハーツが落ちた穴から、巨大な白い光が吹き上がってきた。


『!?』


 そこにいた全員がその光に気づいた。


「な、何だおっ!?」


 すると、光から一筋の光が飛び出してきた。それはレーザー光線の様に走り、アルマを捕縛していた機械兵の腕を貫いた。


「……!?」


 レーザーはそのまま止まらず、美香を取り囲んでいた機械兵全てを貫き、明里の前で止まった。


「え……?」


 一瞬何が起きたのか明里にはわからなかったが、レーザーの正体を見て彼女は息を飲んだ。

 裏地に緑色の菱形模様が施された白いマント。そして、アッシュ色のウルフカットヘア。マント以外は間違いなく人形ラルカ、いや、ハーツの姿そのものだった。


「ハーツ、君……!?」


 ハーツは明里に真剣な表情を向けている。いきなり現れたハーツに、康二達は目をぱちくりさせている。


「おい!? あれってハーツじゃね!?」

「あ、本当だ」

「はーくんっ!!」

「ちっ! あんたも生きてやがったか! あんたも捻り潰してやるお!」


 キューピッドがパチンと指を鳴らすと、残っていた機械兵全てがハーツと明里に向かって集まって来た。ハーツは左足を後ろに引き、力を込めて加速した。一体、また一体と、跳躍しながら敵を蹴りだけで殲滅していく。しかもかなり速い。一分も経たずに全て破壊された。


「なっ……!?」


 あっという間の出来事にキューピッドは驚愕する。ハーツは明里の前で着地すると、キューピッドを静かに見据える。


「明里には指一本触れさせない!!」


 瞬時にハーツはキューピッドに向かって跳躍し、機械兵を激しく蹴飛ばした。


「きゃあああっ!?」


 機械兵はキューピッドごと吹っ飛ばされ、広場の壁に衝突した。すぐには復帰できないと悟ったハーツは、急いでアルマの元へ駆け寄った。


「アルマッ!」

「……へへっ、遅ぇよ」


 アルマは笑顔を向けているが、右腕はだらんとして電流が流れている。ぼろぼろなのもあり、明らかに無事ではないのがわかる。


「……すまん、もっと早く来ていれば……!」


 キューピッドが吹っ飛ばされた方から、瓦礫が崩れる音が聞こえた。キューピッドと機械兵が起き上がってきたのだ。


「この野郎ーっ! 乙女に何しやがるお! ポーちゃん! 二人まとめて壊しちゃえ!」


 機械兵は大口を開いて威嚇している。ハーツは自身の肩にアルマの左腕を組ませ、ゆっくりと立ち上がらせた。


「いけるかっ? 無理しなくていいんだぞっ?」

「こんくらいかすり傷だって! それに左腕は無事だし、まだ戦える!」

「だったら一気に終わらせるぞ!」


 ハーツは脚部を黒い装甲に変え、アルマも左腕をなんとか換装させる。


「カウンターで迎え撃つ! やれるな?」

「当然!」


 機械兵が勢いをつけて走ってきた。距離が近づいてきた一瞬を狙い、アルマは拳を突き出し、ハーツは回し蹴りを繰り出した。しかし前回前々回と違い、キューピッドの機械兵は一撃では破壊されない。またしても障壁みたいなものに阻まれている。火花が激しく飛び散る。


「ポーちゃん! パワーで押すんだお!」


 機械兵は低い唸り声を上げて押し上げる。


「こ、の……っ!!」

「くっ……!!」


 このままではパワー負けは確実だと二人は感じていた。


「……頑張れっ!! 二人共っ!!」

『!!』


 振り返ると、明里が頬を赤くして強く叫んでいた。


「そんな化け物やっつけちゃえ!!」

「明里……!!」


 明里に感化されたのか、美香も必死になって声を上げた。


「信じてるから!!」

「ミカ……!!」

「やったれーっ!! アルマ!! ハーツ!!」

「がんばれえ~っ!!」


 徐々に徐々に屋上から声援が聞こえてくる。


「……!!」


 アルマはハーツとアイコンタクトを交わす。どうやらハーツも同じ気持ちらしく、二人はお互い頷いた。


『おおおおおおおおおおおおおおっ!!』


 雄叫びを上げながら二人は全力を込める。すると、パキッパキッと障壁がひび割れるような音が聞こえてきた。


『ぶちかませええええええええええええええっ!!』


 そして、バリィンと破壊音が響き、二人の拳と足が機械兵を貫き、吹っ飛ばした。


「い~やあ~っ!! ゼハート様あ~っ!!」


 涙目でキューピッドは脱出し、その直後に機械兵は爆発した。


「……やった、のか……?」

「みたい、だな……」


 全力を出し尽くしたのか、二人は爆破の炎を見上げながらヘナヘナと力なく座り込んだ。


『あ……』


 二人はそう声を漏らすと、お互いの顔を見た。ふっと頬を緩ませ、そして額をぶつけて笑った。何故笑ってしまったのかは二人共わからない。強いて言うなら、ただ笑うしかない。そう言い表すしかできなかった。

 余談だが避難していた女性達がその笑顔が素敵だと見て写真を連写し、SNSに拡散したとかしてないとか。


 ♢


 やがて、モール周辺に軍警の部隊が集まり、避難していた人達からの事情聴取を始めた。当然そこにはヴィクトルとイサミもいた。アルマが負傷していると知った二人は、応急処置を施すこととなった。


「あだだだだっ!?」


 ヴィクトルからきつく包帯を巻かれ、痛みのあまりアルマは思わず悲鳴を上げた。


「大袈裟すぎだ。損失されなかっただけでも幸運だと思え」

「だったらもっと優しくしろっ!」

「馬鹿言え、それでは処置にならん。イサミ」


 すぐ後ろからイサミがアルマの肩をしっかり押さえていた。


「あと二回は来るから用心しておくように」

「に、二回って何が痛だだだだだっ!?」


 さらにきつく巻かれて、アルマはただ悲鳴を上げるしかできなかった。


「……なんか、すまんな。面倒ごとに巻き込んでしまって」


 ハーツは申し訳なさそうに頭を掻いている。そんな彼をイサミはふっと笑う。


「聞いたぞ。アルマ殿のピンチを救ったのだろう?」

「!」

「十分立派にやれたじゃないか。もっと自信持て」

「は、はあ……」


 イサミに思わぬ称賛を受け、やらかしたと思っていた自分が恥ずかしく思え、ハーツは照れ臭そうに視線を背けた。


「ああ! ハーツかっこよかったぜ!」

「……!」


 顔を見上げてにかっと笑うアルマに、ハーツは思わず苦笑した。


「いやー、お前さん達すごかったぜー! おじさんこの歳になって興奮しちまった!」


 そう言いながら康二はアルマとハーツの背中をバシバシと叩いた。


「もおっ、康二さん! 笑い事じゃないわよっ! 明里と美香ちゃんがピンチだったんだからっ!」


 穂乃果は若干涙目になりながら、美香と明里をぎゅーっと抱きしめていた。


「お、お姉ちゃん苦しいよ……」

「あはは……そのままにしとこうか?」

「すごいよ二人共。写真何枚か上げたら大バズり。オレのアカウント支持者、おかげで一気に百人も増えたよ」

「ルカ君っ!!」

「あっくんとはーくんはヒーローなのっ? ウィルトラマンと仮面ミャイダーとおともだちなのっ?」


 すっかり二人のかっこいい姿に夢中になった千枝が、純粋な目で訴えながら二人を問い詰める。ハーツはどう対応していいかわからず、えーっとと声を出すしかできなかった。


 アルマの処置も終わり、帰還許可も得られたため、一同はシェアハウスへ帰ることとなった。


「なんか散々な一日だったね」

「本当よ~。明里が死ぬんじゃないかってこっちはひやひやしたんですからね!」

「ごめんって」


 列の一番後ろを歩いていたハーツが、ふと歩みを止めた。


「アルマ」


 呼びかけられたため、前を行くアルマは振り向いた。ハーツは真剣な表情を浮かべ、すっと頭を下げた。


「ごめん」

「え?」

「お前に言われて目が覚めたよ。オレは誰かが傷つくのが怖くて逃げてた。逃げてたら大切な人を守れないって、そのことにやっと気づいたんだ……」

「ハーツ……」

「……オレはお前みたいにはなれないかもしれない。でも、それでもオレは守りたい。明里を、大切なものを……」


 ハーツは右手をぎゅっと握る。


「それをぶっ壊そうとするエルトリアは許さない……そして何より、ちゃんとケジメはつけるべきだとオレは思う。だから……」


 握った拳をそっと開くと、ハーツはアルマにその手を差し出した。


「オレもお前と共に戦いたい! 大切なものを守るために、オレ自身のケジメのために! どうか一緒に戦ってもらえないだろうか?」

「……!」


 それを聞いたアルマは顔をぱあっと明るくさせ、嬉しそうにハーツの手を左手で取り、握手した。


「それを聞きたかったんだよ!」

「!」

「なんかお前と一緒ならなんだってできそうな気がするんだ! ここが、心がすげー支えられてる感じがする! きっとこれが、心強いってやつなんだな!」


 アルマは手を握りながらぐいっとハーツを引き寄せた。


「改めてよろしくな、ハーツ!」

「……ああ、ああっ!」


 止まっている二人に気づいた一同が呼びかけてきた。


「おおーい! 何してんだー? 早く帰るぞー!」

「今日は餃子作るんだから早く行こー!」

「おーう! 今行くー!」


 ハーツを引きながらアルマは走りだす。

 信頼できる友と共に、今はまだ見ぬ希望を信じるように。



あとがき

第2章まで読んでくださり、ありがとうございました!


もし

『面白かったぞ!』

『アルマかっこよすぎる!』

『ハーツイケメンすぎる!』

『続き気になる!』『応援してます!』

などと、少しでも思ってくださいましたら、★評価とフォロー、感想ご意見お願いします!

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