あまりにも早い停滞期

 前にセーラー服に袖を通したのはいつだったろうか。着るにしては暑いから、と半袖の夏用セーラー服を買ったのに今はむしろ寒く感じる季節になってしまった。理由としては実家暮らしには必ずついてまわるだろう「一人の時間」が主にであった。その他にも大学4年生ということもあり就活が鬱陶しいくらいにつきまとってきた(ちなみに結局決まらなかった。人生は長いが来年からどう生きていくのだろうか。)。


 とはいえ何もしていなかった訳ではない。就活で色々と家を出る中で、帰りにちらちらと服を探していた。まずは手短に戦利品リストといく。


  ・ウィッグ(全体的に少しピンクがかったセミロング)

  ・体操服(下)

  ・靴下(膝下くらい)


 このくらいだろうか。自分でも改めると約4カ月空いていた割に少ない気がした。しかしそれも仕方がない。残念ながら我が家に金のなる木は生えていないのだから。これを読んでくれている皆様に遅ればせながら謝罪を申し上げておく。元々いつ途切れるか分からない物語をこの無数に広がるネットの海に投稿することで確かに存在した印に、という話だった。だから幾分かの皆様はこの物語は約1ヶ月で終わったと思われた方もいるだろう。

 しかし、まだ続く。細々であり、壁もいくつもある。だが私個人としてはまだ本を閉じたくはないのだ。というわけで、少なくともまだ幾分かは、どこまでも続く地平線のように気がおおらかであろう皆様に、共にこの物語の証人になっていただきたい。


追伸

 また今回のように期間が空けばどうなるか分からないが、次回からの数回は、この4ヶ月で何度かした女装の様子について遅ればせながら綴っていこうと思う。

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