4-7
「前にさ、ハヤテに
「でも、ハヤテは船じゃなくて、兵器だと言っていたよ」
「そうだな、もしかしたらロケットみたいな
と、ご神体……エンジンと周辺だけを観察し続けるソックス。
「……うん! やっぱりこれがあれば、俺の空飛ぶ船が作れるかもしれない!!」
そう
「もしかして……ご神体を
「まさか。このエンジンはこの巨大な船のエンジンだ。俺の一匹乗りの船じゃあデカすぎて無理だ」
ホッとする僕。
「でも、部品はどっさりと貰う。よーっし、今日から忙しくなるぞー!!」
「だからぁ! 兵器だから、あんまりいじくると危ないんだって!」
「ソラマメ君。危ないと叫んでいるだけの君は、一体どうしたいんだい? はてな島に住む猫全員を
うう、口と知能ではソックスに勝てない僕。
こうなったソックスを止められる猫は居ない。
そして僕らがこんなにガタガタやっているのに、ご
ほんとにノンストップ家族だにゃー!
(ΦωΦ;)&(ΦωΦ)!
本当にその後、ハヤテも引っ張りこんで来て、ソックスはエンジンの
「タブン、操縦席の、ボタン、押さない、ダイジョブ」
と、天井にある操縦席を見上げた。
……ってことは……。
逆を言えば、操縦席のボタンを押すと何かとんでも無い事が起きるって事にゃ。
確かに、あからさまに1個だけ透明の箱に
まるで【押してください♪】と言わんばかりに……。
天井までは壁の
僕は最悪を想像して身を
ソックスもエンジンに夢中で、操縦席には興味が全く無い様子。
だが、その
だから僕は、親友がキャットタワーに来る時は見張る事にしたのだ!
熱いうちに書かなくちゃいけないお知らせも二の次、三の次にして!!
……。
……にゃ?
なんで、そこまで親友を疑うのかって?
……。
……ここだけの話……。
みんな、内緒の話だよ?
周りの大人とかに、絶対言っちゃダメだよ?
……僕ね。
あの、赤くてピカピカのボタンを見ていると……なんだか、押したく……なるのだ。
いやいや、分かっているよ!
危ないし、恐ろしいものだって!
それとは別に、あの綺麗でつるつるのボタンが押したいんにゃ。
だからソックスだって、急に気が変わることだってあるハズ。
でもね、絶対に押さないよ、押さないったら!!
絶対にね!!
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