反証的に自分の生命を再確認した

 「一番イヤな死に方は何? 」なる質問がよくありますよね。僕は、実感が理解できないから解答に困って、「体が焼けはするけど、最終的な直接の死因は窒息」っていう焼死を皆が言うように選ぶわけなんですが。

 息が詰まって、光も消えていって鎖が私を引きずり下ろすような、その醍醐様の言う溺れる感覚っていうのが、僕はさっと出てこないんですよね。
 溺れるっていう描写を端月様も前に仰っていたし、あと、ちょっと前のコナン映画『絶海のプライベートアイ』にもあったけど。

 まだ当分僕は死には疎いのかもしれない、読んで思いました。