謎のじじいにクラス転移させられたら俺だけ悪魔だった。他の人天使なんだけど…
久呂
第1話
やぁ皆。俺は橘、聖学園に通う高校2年生だ。周りの人が聖人しかいなくて辛いよ。
何故かこの学校俺以外聖人しかいないんだよねぇ…。俺だけ皆と違うから疎外感を感じる。仲良くなれた人も今のところ居ない。多分このクラスでクラス転移したとしても俺だけ何かしらでハブられる気がするな。
なんか盛大な前フリみたいになったけどクラス転移なんてする筈ないしな。する筈ないよな。床がなんか光ってるけどしないよなクラス転移…あっなんか意識が落ちそう…やっぱクラス転移かぁ…。
目を開けるとそこは何も無い真っ白な空間だった。周りのクラスの人達が驚いたような顔で何処かを見ている。視線の向こうに顔を向けると謎のおじいさんが居た。神様かなんかかね。嫌禿げてるし違うかな(失礼)
「突然呼んでしまってすまんのう…お主らにひとつ頼みたいことがあってな」
「頼みたいことなんじゃが…お主らにはこれから異世界ニレイに儂の使徒として天使に転生してもらう」
「良いかね?」
質問をしているようでしてないなこれは…威圧しすぎだろう…。まぁそんなのなくても多分クラスの奴らなら即答するだろ
「「「「「「「大丈夫です」」」」」」」
やっぱりだが俺以外のクラスの奴らがとんでもない速度で答える。分かってはいたがクラスの奴らは頼まれると断れない性格らしい。
いつか騙されないか心配である。
「うむ。では異世界ニレイについての説明をしよう。ニレイではこの世界と違ってスキルやステータスなんかがある。基本的にスキルは1人1個なんじゃが稀にスキルが多かったりもする。多分お主らなら最低でも3個以上じゃろうてそしてステータスが見たい時はステータスと声に出すが良い。」
「何か質問がある者は居るか?」
「質問があります」
クラスの名前は覚えてないがやたらに顔が良い奴が謎のおじいさん略して謎じいに質問をする。
「僕らは元の世界に帰れるんですか?」
「確かにそこは気になるじゃろうな。一定の成果を使徒としてあげることが出来れば戻してやることも出来るから安心するが良い。使徒としての成果は人を救ったりとかじゃな」
その条件で行けるんだったら俺以外は行けそうだな…。人を救うことが生き甲斐のような連中だからなぁ…。
「じゃあ説明もしたしお主らを転生先の体に変えておこう。ステータスを見れるようになってるから天使になっとるか確認してくれ。天使になってると思うがもし違うかったら儂に言ってくれ。」
「「「「「ステータス」」」」」
色んなところから声が上がる。かく言う俺もしっかり言った。どんなスキルを持ってるか結構楽しみである。
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????? 悪魔(騎士)
スキル 身体能力向上 異世界言語
愚者 ?????
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あれ?ん?え?俺天使じゃなくね?悪魔じゃね俺。なんかやばい気がするな…。
「すいませーん。なんか俺種族天使じゃなくて悪魔なんすけど」
俺がそう言うと
突如として謎じいの纏う雰囲気が変わる。
急に謎じいの声色が変わる。てか満面の笑みなのが逆に怖い。
「そうかぁ…。悪魔か…。儂の使徒に悪魔は要らんのじゃ…………………消えよ」
「は?」
急に視界が歪む。何だこれ、何っだこれマジで!勝手に呼ばれて勝手に要らないってなんなんだよクソが!謎じいじゃねぇなあいつただのクソジジイだよ!禿げにはお似合いのあだ名だなァ!
そんな思考を最後に思考が途絶える
意識が戻り目を開けるとそこは深い森の中だった。さっきから本能らしきものがガンガンに警鐘を鳴らしている。
やべぇ所に送られたかなこれ、でもまぁ…とりあえず…………いつかあのじじい殺そう。
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スキル説明※次の話で主人公はスキルを確認し終わった感じで始まります。何故ならスキル確認の描写を描く文才がないから。
身体能力向上 身体能力が上がる
異世界言語 異世界の言語が全てわかる
愚者 身体能力が上がる代わりに魔法が一切使えなくなる 状態異常にかかりやすくなる
主人公設定
名前 橘久呂
特技 投擲
特徴 記憶力が高い 頭がおかしい時がある
コメントやハートは執筆の励みになります。
宜しければつけて頂けると嬉しい所存
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