第17話 カンザシ

「取り敢えず、“条件”を言いますね、そうですね……貴方達には“カンザシ”を探して欲しいですね。」

「カンザシ?使うんですか?」 

可愛い趣味だなぁ…でも、髪短くて使えないんじゃ……

「いや、使いませんけど………探して欲しいのですよ…カンザシの特徴は【玉が紺色で椿の絵が描いてある】のを探して貰えませんか、もしみつけれたら、“条件達成”と言うことで情報をご提供します。」

「一つ質問するけどいいか?」

「はい、どうぞ」

「それは、新しく買うものか?それとも“この学校にある”ものか?」

千隼君は首を傾げながら質問した…

「……よく、この学校にある物と分かりましたね。そうです、私の探しているものは、“この学校”にあります。………大切な物なんで見つけて欲しいのですよ」

あれ、でも死んでから何十年も経ってて幽霊になっているんだったら、見つけれるんじゃ……

「あの……」

「はい、どうぞ」

私はさっきまで気になってた事を聞いた。

「その……死んでから何年も経っているはずなのに何で見つけれてないんですか?」

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る