第12話 真相と怯える魔女

さて!

…ここからは真相解明編だ


何故ハーレムパーティーが解散したのか

何故彼女達は人との関わりを断ったのか


結局アリスは教えてくれなかったからな

カグア本人に何したか問いただす


という訳で用意しました!

めっちゃボロボロのカグアさんです!


…何でそんなにボロボロなの?

まぁ、それは置いといて起こして問いただすか


「二属性混合初級魔術【ショック】」

「がぁ!!??」


すげぇ声でたなコイツ…やっぱりボロボロなのに電気ショックは無理があったか…?


「あ…?お、お前は…!」


おー、生きてる生きてる、なら大丈夫か!


「おいカグア、聞かせろ、なぜ、リーナはセイルは、アリスは人との関わりを断った?何故お前の馬鹿みたいなパーティーは崩壊した?」

「それは…」


言い淀むカグア

…なんだか腹が立つ、ぶん殴ってやろう


「いいからさっさと言え!教えろこのグズが!」

「ウグッ!わ、分かった!話す!話すから!」


ふぅ…スッキリしたぜ…

で?コイツは一体何を言い淀んでたんだ?


「お、俺のパーティーが崩壊したのは…み、魅了の魔眼の効果が切れたからだ」

「…は?」


だから魔眼って…いや、"魅了の"魔眼?

ってことはつまり…


「お前は魅了とかいうロクでもない方法で彼女達を操った上にその効果が切れて大きなトラウマを残した…ってことか?」


まさかな?まさかいくらクソ野郎とはいえそこまでイカれてるわけが…


「そうだよ…その通りだよ!」

「ふざけんな!」


三属性混合最上級魔術【ラヴァバインド】


「そこで寝てろ!このカス!」


やべぇ!ならさっさと行かないと!

彼女達のダメージは失恋なんて軽いものじゃ…!


ーーー


「アリス!居るか!」

「ししょ…レア先輩?私は部屋の中に居ますけど…」


良かった!まだ居る!

いや、もしかしたら強がってるだけかもしれない!

直接顔を見るまで帰れん!


「アリス、ドアから離れろ」

「へ?なんで…」


「いいから!」

「は、はい!」


さーて、行くぞ〜

無属性中級魔術【ボム】


「…よぉ、アリス、久しぶり…いやそうでも無いかでもこうまじまじ顔を見るのは久々だな」

「ししょ…レア先輩!?研究室のドアを…最上級魔術にも耐えるのに…!」


えぇ…それにしては脆くない?

でも実際上級位は耐えそうな強度はしてたな


いや!そんなことより!


「アリス…大丈夫だったか?」

「え…?師匠が私を心配してくれてる…いや、そんなわけが…あれ?でも師匠は優しくて、それで…」


ん?いや、あれ?アリスの様子がおかしいぞ…

なんか…追い詰められたような…どうした?


「なぁ…アリス、どうしたんだよそんなに怯えたような顔をして、何があったんだ?」

「わ、私は師匠を裏切って、それで…アイツの言いなりになって…ごめんなさい、ごめんなさい!」


うわぁぁぁぁ!!?

アリスが自分に魔術を撃ったぁ!?


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